MakerDAO、エンドゲームプラン第1段階を今年夏に開始へ
メイカーダオ(MakerDAO)の大規模改革案「エンドゲームプラン(Endgame Plan)」の第1段階が、今年夏に開始する予定だ。メイカーダオ創設者ルーン・クリステンセン(Rune Christensen)氏が3月13日発表した。
なおメイカーダオは、大手DeFi(分散型金融)プロトコル「メイカー(Maker)」を管理するDAO(分散型自律組織)である。
クリステンセン氏が掲げた「エンドゲームプラン」は、メイカーの政府からの検閲耐性と個別プロジェクトの推進力強化を狙う、プロジェクトの大規模な改革案だ。
なお同提案は4段階に分かれている。
今回開始が発表された第1段階では、同プロトコル発行のステーブルコイン「Dai(DAI)」およびメイカーダオのガバナンストークン「Maker(MKR)」のアップグレードが実施される。
アップグレードは新たなステーブルコインとガバナンストークンの発行によって行われ、既存のユーザーは「DAI」および「MKR」を新トークンにそれぞれ交換可能になるとのこと。
ちなみに交換は強制ではなく、「DAI」および「MKR」のまま保持することも可能だという。
クリステンセン氏によるフォーラムの投稿によると、新トークンがリリースされた後、ガバナンストークン「MKR」および新ガバナンストークンをロックし報酬が得られるプロトコル「ロックステークエンジン(LSE:Lockstake Engine)」がリリースされるという。
「ロックステークエンジン」はトークンを長期間ロックすることが可能で、比較的ハイリスクかつハイリターンな運用が可能とのことだ。
なおエンドゲームの第2段階では、第1段階でリリースする一連のサービスのスケールアップが目指されている。
第3段階では独自のブロックチェーンの構築、第4段階ではこれらの目標を達成しガバナンスメカニズムを確定させ不変で信頼できるものにするとのこと。
同投稿によると第1段階を実装するために、速度の面で不便な現在のガバナンスを変更する必要があるとのこと。そのためガバナンスを変更する提案を行うと投稿で伝えられている。
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参考:MakerDAOフォーラム
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