OKX、シンガポールの主要決済機関(MPI)ライセンスの原則承認を取得

OKXがシンガポールでMPIライセンスの原則承認

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所OKX(オーケーエックス)が、シンガポール金融管理局(MAS)から主要決済機関(MPI)としての「原則承認」を取得した。OKXが3月13日発表した。

これによりOKXは、シンガポールにおいてデジタル決算トークン商品とサービスの提供と、同社の暗号資産(仮想通貨)技術活用のオンデマンド流動性(ODL)プラットフォームの利用拡大が可能となった。

なおシンガポールでは、シンガポール金融管理局(MAS)の金融商品への規制に関する権限を拡大する法案が、今年1月にシンガポールの議会に提出されている。

提出された法案には、「MASの権限を拡大し、規制されていない業務を行う資本市場サービスライセンス(CMSL)保有者に業務における指示を書面によって出すことを可能にする」ことや、「MASが施設に立ち入り、証拠を押収するための裁判所命令を取得できるようにする」こと、「外国の規制当局によって任命された代理人がシンガポールの金融機関を検査することをMASが承認可能にする」といった内容が含まれている。

なおMASは既に、規制がすすめられていない業務を行う際のリスク軽減策に関するガイダンスを出すことが可能であったが、今回提出された法案が可決された場合、その権限は拡大され直接書面での指示が行えるようになるという。

関連ニュース

参考:OKX
images:iStocks/Abscent84・Kandl

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

広告

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された