イーサL2「Blast」、「デンクン」アップグレード受け一時停止

Blastがデンクンアップグレード受け一時停止

イーサリアム(Ethereum)レイヤー2ネットワーク「ブラスト(Blast)」が、3月13日23:00頃実施されたイーサリアムの大型アップグレード「デンクン(Dencun)」の影響を受け、ブロック生成が一時停止した。

「ブラスト」は日本時間3月13日23:41に公式Xから、「デンクン」に関連した問題によりメインネットのブロック生成が停止したことを報告。コアエンジニアが修正に取り組んでいる事と、30~60分後を目途に復旧を行うと伝えていた。

その後日本時間で翌14日0:19に問題が解決したことを報告した。「ブラスト」のメインネットは当初の報告から約40分程度停止をしていたことになる。公式Xからは、この問題についての分析は近日中に発表する予定だとアナウンスされている。

なお「ブラスト」は昨年11月29日開始したアーリーアクセスにて23億ドルのTVL(預入総額)を集め、今年3月1日にメインネットローンチしていた。

また「デンクン」では、EIP-4844「プロトダンクシャーディング」導入によりレイヤー2ネットワークがより低コストでトランザクションを発行可能になるとされるアップグレードを含んでいる。

なお「デンクン」は2023年4月に実施された「シャペラ(Shapella)」以来のハードフォークを伴うイーサリアムの大型アップグレードだ。これまでに「ゴエリ(Goerli)」、「セポリア(Sepolia)」、「ホルスキー(Holesky)」といった3つのテストネットで実装されている。

ちなみに今回の「デンクン」実装により、「ゴエリ」テストネットが1か月後にサポート終了することが決定している。

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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