ビットコイン取引ツール「Oyl」がプレシードで300万ドル調達、アーサーヘイズも出資参加

Oylがプレシードで300万ドル調達

ビットコイン(Bitcoin)のオーディナルズ(Ordinals)向けの取引ツール開発中のオイル(Oyl)が、プレシードラウンドによる300万ドルの資金調達を実施した。オイルの公式Xから3月8日発表された。

発表によるとこの調達ラウンドは、投資会社アルカ(Arca)が主導したという。その他にもフォーサイトベンチャーズ(Foresight Ventures)やUTXO、Web3.com Ventures、マスク(Mask)、ワームホール等が出資参加している。

またエンジェル投資家としてビットメックス(BitMEX)共同創業者アーサー・ヘイズ(Arthur Hayes)やトークン規格BRC-20を開発したdomo氏などが参加している。

オイルは現在、ビットコインオーディナルズに関するトークンのウォレット内取引機能を含む、ビットコインに焦点を当てた取引プラットフォームを構築中だ。

なおオイルは、同プラットフォームの入り口となる「Wallet by Oyl」を近日に公開する予定のようだ。現在、早期アクセス希望者はウェイティングリストへの登録が可能となっている。

オーディナルズ(序数)は、ビットコインの最小単位である1satoshi(0.00000001BTC)に通し番号をつけ、ひとつのsatoshiに任意のデータを紐づけるプロトコル。「BRC-20」は「オーディナルズ」を利用した代替可能トークンの規格である。

オーディナルズを利用したトークン規格は代替可能トークンのみならず、NFT(非代替性トークン)のための規格も存在している。

なおビットコインNFTは、別名インスクリプション(碑文)と呼ばれる。しかし、オーディナルズ(序数)をビットコインNFTと呼ぶケースもある。

ちなみに2021年11月に実施されたアップグレード「タップルート(Taproot)」を経て「オーディナルズ」は実現した。

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images:iStocks/ChrisGorgio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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