Binance LaunchpoolでAEVO取扱開始
大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、同社提供の「バイナンスローンチプール(Binance Launchpool)」における暗号資産アエヴォ:Aevo(AEVO)の取り扱い開始を3月6日発表した。
アエヴォは、「OPスタック(OP Stack)」基盤のL2ブロックチェーン。アエヴォの独自トークンAEVOは、同チェーン上のガバナンスやステーキングに利用できるとのこと。またアエヴォ上には、オプションと無期限の先物取引を提供する分散型デリバティブ取引所「アエヴォエクスチェンジ(Aevo Exchange)」が展開されている。
なお「OPスタック」は、L2スケーリングソリューション「オプティミズム(Optimism)」の技術に基づいたブロックチェーン開発用ソフトウェアだ。
「バイナンスローンチプール」ではユーザーが、BNBもしくはFDUSDを個別のプールにステーキングすることでAEVOを獲得できる仕組みになっている。AEVOの取り扱いは3月8日0:00(UTC)より開始し、5日後の13日23:59(UTC)まで利用可能とのこと。
なお今回のAEVOによる「バイナンスローンチプール」では、同トークン総供給量1,000,000,000AEVOのうち4.5%となる45,000,000AEVOが報酬対象になるようだ。
同サービスでのBNBステーキングの場合、報酬総額の80%となる36,000,000AEVOが報酬対象だ。またFDUSDの場合は、報酬総額の20%となる9,000,000AEVOが報酬対象になるという。なおユーザーに分配される報酬は、ユーザーがステーキングしたトークン数によって異なるようだ。
またバイナンスでは流動性条件が満たされ次第、取引所において13日10:00(UTC)よりAEVOの取り扱いを開始するとのこと。取引ペアについてはAEVO/BTC、AEVO/USDT、AEVO/BNB、AEVO/FDUSD、AEVO/TRYとなっている。
バイナンスローンチプールとは
「バイナンスローンチプール」は、ユーザーがBNBなどの特定のトークンを対象プロジェクトのプールにステーキングすることで、暗号資産プロジェクトが発行するネイティブトークンを獲得できるサービスだ。プロジェクト側は同プラットフォームの利用により、バイナンスにトークン上場ができる仕組みとなっている。
なおトークンセールを行うIEOプラットフォームの「バイナンスローンチパッド(Binance Launchpad)」とは異なり、トークンをステーキングすることでプロジェクトのトークンが獲得できるのが特徴だ。
「バイナンスローンチプール」に参加する為には、ユーザーはBinance.comアカウントと、0.1以上のBNBまたはプール内でサポートされているトークンが必要となっている。
「バイナンスローンチプール」におけるAEVOの取り扱いは48番目のプロジェクトとなっており、47番目のプロジェクトは暗号資産ポータル:Portal(PORTAL)だった。
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参考:バイナンス
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