バイナンスにクロスチェーンプロトコル「Axelar(AXL)」上場へ

バイナンスにAXL上場へ

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、暗号資産アクセラー:Axelar(AXL)の取り扱い予定を3月1日発表した。

発表によるとAXLの取り扱いは、現物取引にて世界協定時で3月1日11:30(日本時間で同日20:30)より開始される。

取引ペアについては、AXL/BTC、AXL/USDT、AXL/FDUSD、AXL/TRYがサポートされるとのこと。

すでにAXLのバイナンスへの入金は開始しており、出金については世界協定時で2日11:30からとなる。

なおAXLは、バイナンスに上場している他のトークンよりも高いボラティリティと高いリスクをもたらす可能性のあるトークンを表す「シードタグ」が適用されている。

「シードタグ」適用のトークンを取引するには、バイナンススポットまたはバイナンスマージンプラットフォームにて90日ごとに出題されるクイズに合格し、利用規約に同意する必要があるとのことだ。

アクセラー(AXL)とは

AXLは「アクセラーネットワーク(Axelar Network)」上で使用可能なネイティブトークンだ。

アクセラーネットワークは、アプリケーション実装を容易にするためのクロスチェーンハブとなるパブリックブロックチェーンだ。開発者はそれぞれの接続先チェーンの実装方法を意識せずDAppsを構築できるとのこと。なおアクセラーネットワークはコスモス(ATOM)SDKで構築されている。

またAXLは特定のブロックチェーンに依存せず、その他のブロックチェーンでも稼働する性質を持つ。そのためユーザーは、資産を管理しているブロックチェーンとは別のブロックチェーンで任意のアプリケーションを実行できる。

AXLの主な使用用途としては、「バリデーターへのガス代の支払い」、「バリデーターやデリゲーターへのブロック報酬」、「エコシステム構築者やコミュニティ貢献者への報酬」などだ。

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参考:バイナンス
images:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。