ソラナ基盤のDePINプロジェクト「io.net」、コミュニティ報酬プログラム開始

io.netがコミュニティ報酬プログラム開始

ソラナ(Solana)基盤のDePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network:分散型物的インフラストラクチャーネットワーク)サービスを提供する「io.ネット(io.net)」が、コミュニティ報酬プログラム「イグニション(Ignition)」の開始を2月28日発表した。

「io.ネット」はAI(人工知能)及びML(機械学習)企業向けに、十分に活用されていないGPUリソースを統合して集約するDePINだ。同プロジェクトは、「イグニション」の開始について、「io.ネット」のネットワークを分散化し、ガバナンスをコミュニティに移行する為の最初のステップとしている。

「イグニション」は第1段階として3月1日から4月28日まで行われ、この期間中は「io.ネット」にGPUを供給するネットワークサプライヤーとコミュニティメンバーに対して報酬が付与されるとのこと。なお同プログラムはweb3クレデンシャルデータネットワーク「ギャラクス(Galxe)」が主催するという。

なおネットワークサプライヤーに関しては、「io.ネット」が立ち上げられた昨年11月以降の全ての活動が報酬対象になっているとのこと。

またこのプログラムでは、完了したジョブの時間やノードの帯域幅、GPUモデル、稼働時間など多くの要素が考慮された報酬アルゴリズムの下、ネットワークサプライヤーへ報酬が与えられるとのことだ。

発表によると、現在AIアプリケーション用のGPU計算能力に対する需要は、従来のクラウドサービスであるAWSやアジュール(Azure)などに存在する能力の2.5倍を超えているという。これを受け「io.ネット」では、GPUリソースへのアクセスを拡大することで、クラウドサービスへのアクセスが困難になっている問題を解決するとしている。

因みに「io.ネット」の独自トークン「IO」が、今年の第2四半期(4月~6月)にリリースされる予定となっており、今回開始された「イグニション」は「IO」のリリースに先立って行われる形となった。なお「IO」と「イグニション」で付与される報酬の関係については明かされていない。

関連ニュース

参考:io.net
images:iStocks/Foryou13

関連するキーワード

#IO

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

広告

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された