ユニスワップ(UNI)に新機能が追加、暗号資産取引がよりシームレスに

3つの新機能

大手DEX(分散型取引所)ユニスワップ(Uniswap)に3つの新機能が追加された。同プロトコル開発元であるユニスワップラボ(Uniswap Labs)が2月28日発表した。

今回追加されたのは、ブラウザのサイドバー・ウォレット拡張機能の「ユニスワップエクステンション」、指値注文エンジンの「リミットオーダー」、そしてデータと洞察ページである「データ&インサイツ」だ。

「ユニスワップエクステンション」は、ブラウザのサイドバー内にあるウォレット拡張機能であり、デジタル資産のスワップ、取引の署名、暗号資産のオンライン取引を効率化する機能だ。

なお同機能へのアーリーアクセス希望者は、現在ウェイティングリストに参加する必要がある。4~6週間でツールにアクセスできるようになるという。

また「リミットオーダー」は、トークンがユーザーの指定した価格と期間に応じて自動的にトークンスワップができる機能だ。なお、この指値注文の発注と約定にかかるコストは発生しないとのこと。

そして「データ&インサイツ」では、トレーダー向けにチャート、プール・データ、取引ログ、その他の関連情報を提供するという。ユーザーは同ページから直接スワップ、購入、送信、指値注文が行えるため、リサーチからスワップまでの工程をシームレスに行えるという。

なお「リミットオーダー」と「データ&インサイツ」はすでに提供が開始されている。

ちなみにユニスワップの新バージョンプロトコル「ユニスワップv4(Uniswap v4)」のイーサリアム(Ethereum)メインネットでのリリース目標は、今年の第3四半期に暫定的に設定されている。

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参考:ユニスワップラボ
images:iStocks/Priyanka-Naskar

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者