アスター渡辺創太のスターテイル、サムスンとUOB銀行から約5億円の追加調達

スターテイルが約5億円の追加資金調達

Startale Labs(スターテイルラボ)が、シード追加ラウンドで累計5億円の資金調達を実施したことを2月22日発表した。

同ラウンドに参加したのは、韓国最大企業でアジア第2位の時価総額となるSamsung Electronics(サムスン電子)のCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)であるSamsung Next(サムスン・ネクスト)。そしてシンガポール3大銀行のひとつ、United Overseas Bank(UOB銀行)のCVCであるUOB Venture Management(UOBベンチャーマネジメント)だ。

発表によると両CVC共に、日本人創業企業へ出資するのは今回が初とのこと。

今回の調達資金の使途は、Web3プロダクト開発や世界中のトップタレントの採用に使用する予定だという。

なお今回の調達によりスターテイルは、昨年9月に実施したソニーネットワークコミュニケーションズからの約5億円の調達と合わせ、同シードラウンドで累計10億円を集めたとのことだ。

スターテイルラボは、Astar Foundation(アスター財団)やWeb3 Foundation(Web3財団)、その他のプロジェクトや大企業との協業を通して、マルチチェーン対応のアプリケーションやインフラを開発するweb3テック企業。同社のCEOは、日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network(アスターネットワーク)」のファウンダー渡辺創太氏が務めている。

また「アスターネットワーク」開発のステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)は今月2月末に、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ソリューション「Astar zkEVM」をローンチする予定となっている。

「Astar zkEVM」は、ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)を活用した「Polygon CDK(ポリゴン・チェーン開発キット)」によって開発されるブロックチェーン。

秋元康氏の総合プロデュースのもと創出・育成される男性アイドルプロジェクトでのトークンを用いたアイドル経済圏で、「Astar zkEVM」は採用が決定している他、KDDIのweb3サービス「αU(アルファユー)」やMint Town(ミントタウン)提供のブロックチェーンゲーム「キャプテン翼 -RIVALS-」での採用検討も進められている。

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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