LINE NEXT、「Read to Earn」のReadONと提携

LINE NEXTがReadONと提携

グローバルNFTプラットフォームの企画・開発を行うLINEヤフー子会社の米LINE NEXT(ラインネクスト)が、グローバルWeb3コンテンツ企業ReadON(リードオン)と戦略的パートナーシップを締結した。LINEヤフーが2月19日発表した。

ReadONは、web3コンテンツアグリゲーションプラットフォーム「ReadON DAO」を展開する企業。「ReadON DAO」は、ニュースやブログ、記事、投稿などを読むことで報酬を獲得できる「Read to Earn(読んで稼ぐ)」web3アプリとのこと。

同アプリでは、自身の読書行動を通して取得したトークンにより、さまざまな特典を得られることで、ゲーム感覚で持続的に読書習慣を身に付けられるという。現在「ReadON DAO」のユーザーは、世界中で100万人を超え、日本でも約13万人のユーザーが登録するなど、世界的な人気を誇っているとのこと。

今回の戦略的パートナーシップ締結により、今後LINE NEXTとReadONは、マーケティングやビジネス分野での協力を進め、「DOSI」ユーザーに革新的なデジタルアイテムを提供していく予定とのことだ。

LINE NEXTが提供するグローバルNFTプラットフォーム「DOSI」では今年1月23日に、ReadONとの初のコラボレーションデジタルアイテムを4日にわたって120点販売し、4日連続で30分以内に完売したという。

これを受けて「DOSI」では、2月21日に第2弾のReadONコラボレーションデジタルアイテム販売が決定したとのことだ。

LINE NEXTは昨年12月、web3エコシステムの拡大に向けた1.4億ドル(約200億円)の資金調達の決定を発表していた。

LINE NEXTに出資したのはPE(プライベートエクイティ)ファンドであるクレッシェンド・エクイティ・パートナーズ(CRESCENDO EQUITY PARTNERS LIMITED)が主導するコンソーシアムとのこと。

なおクレッシェンドエクイティは、ペイパル(PayPal)共同創業者でシリコンバレーを代表する投資家ピーター・ティール(Peter Thiel)氏が出資したPEファンドだ。

また「DOSI」のブロックチェーン基盤となるフィンシア:FINSCHIA(旧LINEブロックチェーン)は、先日2月16日に韓国カカオの子会社であるグラウンドX(Ground X)開発のブロックチェーン「クレイトン(Klaytn)」と統合することが決定した。

この決定により両ブロックチェーンは新たなメインネットへ統合し、ガバナンス体制も一つの財団へと統合されるという。

またチェーンの統合により、2つのブロックチェーンのネイティブトークンであるKLAYとFNSAは、新たなネイティブトークンに置き換えられる予定だ。

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images:iStocks/greenbutterfly

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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