コインベースの米国外取引所、ICP・DOT・NEARを無期限先物取引で取扱いへ

コインベースがICP・DOT・NEARの無期限先物を提供へ

コインベースインターナショナルエクスチェンジ(Coinbase International Exchange)およびコインベースアドバンスド(Coinbase Advanced)提供の「パーペチュアル取引(永久先物取引/無期限先物取引)」対応銘柄に、インターネットコンピューター(ICP)・ポルカドット(DOT)・ニア(NEAR)の3銘柄が追加予定であることが2月16日発表された。

発表によるとICP・DOT・NEARの取り扱いは2月22日10:00(UTC)より開始されるとのこと。取引ペアについてはICP-PERP、DOT-PERP、NEAR-PERPとなる。

コインベースインターナショナルエクスチェンジとコインベースアドバンスドは、米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が米国外で展開する取引所だ。

両取引所では今月8日よりアプトス(APT)、ファイルコイン(FIL)、スイ(SUI)の「パーペチュアル取引」を提供開始していた。

なお機関投資家向けのインターナショナルおよび個人投資家向けアドバンスドが提供する「パーペチュアル取引」では合計20銘柄を取り扱っている。

対象銘柄はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)、アバランチ(AVAX)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、カルダノ(ADA)、チェーンリンク(LINK)、ドージコイン(DOGE)、ステラ(XLM)、ポリゴン(MATIC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、オプティミズム(OP)、アービトラム(ARB)、イーサリアムクラシック(ETC)、セレスティア(TIA)、インジェクティブ(INJ)、アプトス(APT)、ファイルコイン(FIL)、スイ(SUI)。なおセイ(SEI)の取り扱いが1月に発表されていたが、技術的な理由により延期になっている。

「パーペチュアル取引」とは、現物と先物、CFD(差金決済取引)の特徴を併せ持つデリバティブ取引だ。従来の先物取引では契約時に決済満期日と、その日にいくらで売買するのかを決定するが、パーペチュアルには限月が無く、無期限に建玉を保持することが可能となっている。

なおインターナショナルでは現物取引も提供しておりBTC-USDC、ETH-USDCの取引ペアが取り扱われている。

コインベースインターナショナルの「パーペチュアル取引」は、昨年第4四半期に160億ドル(約2.4兆円)の想定元本が取引されたとのことだ。想定元本は、デリバティブ取引やスワップ取引において、金利計算のために用いられる名目上の元本のことを指す。

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参考:コインベースインターナショナル
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。