NY連邦地検がイーサリアム財団のリサーチャー逮捕、ドイツの銀行が20年1月1日から仮想通貨の販売やカストディ可能に、ビットフライヤーがリップルの新規取扱開始などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

ニューヨーク連邦地検がイーサリアム財団のリサーチャーを逮捕

・アメリカ ニューヨークの連邦地検がEthereum財団のリサーチャーであるVirgil Griffith(バージル・グリフィス)氏を逮捕、告訴したことを明らかにした

・同氏は2019年4月に北朝鮮で行われた「Pyongyang Blockchain and Cryptocurrency Conference(平壌ブロックチェーンカンファレンス)」に出席。逮捕理由は、そのカンファレンスの中で、同氏が北朝鮮に対して、ブロックチェーンや仮想通貨を利用したアメリカからの制裁を回避する方法について説明したことが上げられている

・ニューヨーク連邦地検は、最大20年の禁固刑を課している国際緊急経済権限法に違反したと告訴している

ドイツの銀行が2020年1月1日から仮想通貨の販売やカストディ可能に

・銀行が仮想通貨を販売やカストディが可能になる法律がドイツで施行されることが、Hnadelsblatt(ハンデルスブラット)の報道で明らかになった

・この法律は、11月29日に第4回EUマネーロンダリングの修正案としてドイツ議会で可決され、2020年1月1日から施行される

・ハンブルグ拠点のDistributed Ledger ConsultingのパートナであるSven Hildebrandt氏は「この法律によって、ドイツが仮想通貨天国になると思います。ドイツの議員たちは特に仮想通貨のカストディの規制の問題において、先進的な役割を果たしました」とHandelsblatの取材に答えた

ビットフライヤーがリップルの新規取り扱いを開始

・株式会社 bitFlyerが、同社運営の仮想通貨取引所 bitFlyerにて新たにリップル(XRP)の取り扱いを開始することを発表

・リップル(XRP)は、ビットフライヤーのウェブとスマホアプリ「bit Flayerウォレット」のアルトコイン販売所にて売買が可能となる

・同取引所では、今回加わったRipple(XRP)のほか、Bitcoin(BTC)、Ethereum(ETH)、Ethereum Classic(ETC)、Litecoin(LTC)、Bitcoin Cash(BCH)、Monacoin(Mona)、Lisk(LSK)の8種類の仮想通貨を取り扱うこととなった

・なお同取引所での通貨の新規取扱開始は、Lisk(LSK)の上場以降、約2年ぶりとなる

・またこれに伴い、リップル取扱開始記念キャンペーンの実施が併せて発表された

・同キャンペーンは、期間中にリップルの取引を合計5千円以上行ったユーザーの中から、抽選で10名に10万円がプレゼントされる企画となる

・キャンペーン期間は12月2日8:00~12月26日23:59となっており、2020年1月のプレゼント進呈をもって当選通知となるとのこと

マイクリプトヒーローズが手塚プロダクションとコラボし、ゲームに有名手塚キャラが登場

・double jump.tokyo株式会社が、手塚プロダクションとコラボし、同社運営のブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」内に、手塚プロダクションのドット絵キャラクターを登場することを発表

・今回登場するキャラクターは、12月3日より、クエストクリアによる獲得報酬として、「火の鳥」「レオ」「ユニコ」「ロビタ」「ヒョウタンツギ」が登場

・また12月10日からは、「鉄腕アトム」「ブッダ」「猿田彦」がヒーローとして販売がされるとのこと ・さらに、全ユーザー参加型のイベント「レイド」には、「プルートゥ」が登場するとのこと

クリプトスペルズが「魔法少女 ザ・デュエル」とコラボ

・クリプトゲームス株式会社が、同社運営のブロックチェーンカードゲーム「Crypto Spells」において、株式会社TCGの運営する、アナログカードゲーム「魔法少女 ザ・デュエル」とコラボキャンペーンを実施することを発表

・アナログカードゲームのキャラクターをブロックチェーン上で発行するコラボは世界で初めての事例となるとのこと

・同コラボキャンペーンでは、12月ランク戦(12/13~15)及び、ギルドバトル(12/27-28)の報酬として、「クララ・シュレイ(ゴールド)」「ゾーイ・ラッセル(ゴールド)」「トゥインクルチャーム(シルバー)」「リーフ(シルバー)」が登場する

・ゴールドカードについては、NFTとしてブロックチェーン上に発行され、アナログカードゲームと同様、ユーザーが所有権を持ち自由に取引を行うことが可能になるとのこと

 

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(images:iStock / artsstock,Choreograph)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。