イーサL2「StarkNet」、独自トークン「STRK」エアドロップを2/20に開始

StarkNetが「STRK」配布を2/20に開始

スタークネット財団(Starknet Foundation)が、スタークネット(StarkNet)の独自トークン「STRK」の配布予定を2月14日発表した。

2月20日12:00(世界協定時:日本時間で20日21:00)に130万件のウォレットを対象に7億以上の「STRK」が配布される予定だ。

なお「STRK」は、同ネットワーク上の取引手数料(ガス代)の支払いやステーキングに利用できる他、ガバナンス投票へ参加するためのトークンとして機能する。エアドロップにより「STRK」をネットワーク貢献者に配布することにより、保有者は同ネットワークのガバナンスに参加が可能になり、また同ネットワークガバナンスの分散性の実現に貢献する。

スタークネット財団は「STRK」によるガバナンスの計画を「スタークネットプロビジョンズプログラム(Starknet Provisions Program)」と名付け、今回の「STRK」エアドロップを、同プログラムの第1ラウンドとして実施するという。

なお今回のエアドロップ対象者は、Starknet users、Starknet community、Starknet developers、StarkEx users、Ethereum developers、EIP authors、Ethereum stakers、Ethereum Protocol Guild、GitHub developersに該当するスタークネット貢献者だ。

対象者であるかは、専用サイトから資格が確認できるようになっている。前述した20日12:00(UTC)より同サイトから、割り当てられた「STRK」が請求可能になるという。ただし請求可能期間は4か月となっており、6月20日以降に請求されなかった「STRK」はプールに回収され、将来のラウンドやプログラムで配布されるとのことだ。ちなみに「STRK」の請求にかかるガス代は全てスタークネット財団が負担するとのことだ。

なお今回のラウンドで配布される「STRK」は「スタークネットプロビジョンズプログラム」のために確保された9億STRKのうちの7億STRKとのこと。スタークネット財団は、コミュニティへの「STRK」配布のため総供給量の18%となる18億STRKを割り当てている。

スタークネットは、zkRollup(zkロールアップ)を活用した、イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューション。暗号証明技術「zkスターク(zk-STARKs)」を開発したスタークウェア(StarkWare)によって開発され、現在ではスタークネット財団(Starknet Foundation)によって運営されている。

なおzkRollupとは、暗号技術を利用した証明技術「ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)」活用のロールアップのこと。

またロールアップは、元となるブロックチェーンのセキュリティなどを活用しながら、ガス代(ネットワーク手数料)やネットワークの混雑解消を図るスケーリングソリューションである。

現在同ネットワークの手数料はイーサリアム(ETH)だが、それに加え「STRK」でも支払可能になる予定。最終的には「STRK」のみをサポートする体制への移行が予定されている。

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参考:スタークネット財団
images:iStocks/Aramyan

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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