ライフルがNFT所有者向け宿泊サービス開始
LIFULL(ライフル)のグループ会社LIFULL Financial(ライフルフィナンシャル)が、NFT所有者向け宿泊サービス「LIFULL STAY」の開始を2月6日発表した。
同サービスは、宿泊施設に毎年1泊できる、会員権NFT「LIFULL STAY MEMBERSHIP」の購入が可能なサービスだ。再生不動産を小口で購入可能な別荘会員権および宿泊権をNFTとして発行することで、利用者に1日単位でセカンドハウス保有体験を提供し、地域貢献の機会も提供する取り組みになるという。
通常の施設利用金額に対して、最大37%オフの価格で同NFTは購入可能とのことだ。
また「LIFULL STAY MEMBERSHIP」は譲渡・販売もできるという。家族や友人へのプレゼントや、NFTマーケットプレイスでの販売が可能とのことだ。
なお「LIFULL STAY」第1弾として、プライベートサウナを併設した栃木県の那須郡那須町にある再生別荘物件「rinne 2nd living | Sauna villa Nasu」の会員権NFTを販売するとのこと。
なお決済方法はクレジットカードもしくは「Coincheck NFT」を通じたイーサリアム(ETH)決済も可能である。
ちなみに「Coincheck NFT」は国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェック提供のNFTマーケットプレイスだ。同プラットフォームでは先月1月30日から「LIFULL STAY MEMBERSHIP」の先行販売を行っていた。
ライフルは空き家物件の全国的な増加という課題と向き合い、空き別荘のリノベーション・貸出しを行っているという。
LIFULL Financialの松坂維大(まつざか つなひろ)氏はリリースにて「今回のNFTを皮切りに、より多くの方が再生不動産をご利用いただくことで地域貢献の機会を得られるよう、第2弾のプロジェクトも進行中ですので、今後の取り組みにもご期待ください(一部略)」とコメントしている。
関連ニュース
- LIFULLが宅建業者向けにSTO、不動産クラウドファンディング実施をサポート
- NOT A HOTELがGMOコインでIEO検討へ、暗号資産「NAC」で宿泊も
- メンバーシップNFTの「NOT A HOTEL」がシリーズAラウンドで約28億円調達、累計額50億円に
- NOT A HOTELがメンバーシップNFT第2弾販売へ、「Coincheck NFT(β版)」が先行取扱い
- 【随時更新】2024年 暗号資産/ブロックチェーンなどWeb3領域の主要カンファレンス日程まとめ
参考:LIFULL STAY・LIFULL
images:iStocks/Ket4up・Heorhii-Aryshtevych