トランプ前大統領、AIは「危険で恐ろしい」と指摘。改めてCBDCへの反対姿勢示す=FOX

戦争になりかねない

米国の前大統領ドナルド・トランプ(Donald Trump)氏は、人工知能(AI)のことを「危険で恐ろしい」ものだと認識しているようだ。2月3日のフォックスビジネス(Fox Business)のインタビューにて明かしている。

トランプ氏はインタビューにて、AIが精巧なフェイクを作り出せる脅威をはらんでいることについて言及。昨今インターネット上に氾濫する、AIが生成した著名人のフェイクの危険性を指摘した。

同氏は「先日、誰かが私に自社製品についてのスピーチをさせ、私の評判を詐称しているのを見た。私は、その製品を支持することは決してないと断言した。見分けがつかないでしょ。まるで私が支持しているように見える」と述べ、「戦争などにも発展しかねない」と指摘した。

トランプ氏は、このような問題に対する早急な対策を講じなければならないとの姿勢を示した。しかしAIは「真の解決策がないため、あらゆるものの中で最も危険なものかもしれない」と述べている。

なおトランプ氏は、中央銀行デジタル通貨(CBDC)についての反対の姿勢も引き続き示した。

秋の米大統領選へ向け選挙活動中のトランプ氏は、演説にて度々CBDCへの反対の姿勢を表明している。

米国ではここ数年、CBDCがドルの中央集権化を引き起こし、デジタルウォレットを通じて米国人をコントロールするために使われる可能性があるとの批判の声も上がっていた。

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images:Reuters

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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