ブラックロックの「現物ビットコインETF」、1日の出来高でグレースケール「GBTC」上回る

総取引は2日連続で10億ドルを下回る

ブラックロックの現物ビットコインETF「iシェアーズ・ビットコイン・トラスト(iShares Bitcoin Trust:IBIT)」が2月1日、米国で現物ビットコインETF(上場投資信託)承認以来、取引高で初めてグレースケール(Grayscale)の現物ビットコインETF「グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」を上回ったようだ。ブルームバーグ・インテリジェンスのジェームス・セイファート(James Seyffart)氏が報告している。

ブロックチェーンメディアのザ・ブロック(The Block)のデータによると、2月1日の取引高は「IBIT」で3億397万ドル(約451億円)、「GBTC」の取引額は2億9237万ドル(約434億円)であった。

またセイファート氏のデータによれば、2月1日の現物ビットコインETF取引総数は9億2400万ドル(約1372億円)であった。なお2日の総取引数は9億2230万ドル(約1369億円)であり、2日連続で10億ドル(約1484億円)を下回っている。

JPモルガンのアナリストは1月11日のレポートでグレースケール(Grayscale)の現物ビットコインETF「グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)」から流出した資産のうち約13億ドル(約1921億円)は、同社より手数料の低いブラックロック(BlackRock)とフィデリティ(Fidelity)に流れたと分析していた。

関連ニュース

参考:The Block
images:Reuters

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【12/18話題】メルカリがイーサリアム保有者に毎月ポイント付与、メタプラネットがビットコイン購入資金調達など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

広告

米財務省、北朝鮮の暗号資産マネーロンダリングネットワークに制裁

米国財務省外国資産管理局(OFAC)が、北朝鮮に送金されたデジタル資産のマネーロンダリングに関わったとして、ルー・フアイン(Lu Huaying)氏とチャン・ジエン(Zhang Jian)氏、およびUAE拠点のグリーン・アルパイン・トレーディング社(Green Alpine Trading)に制裁を科したと12月17日に発表した