ゼータチェーン(ZETA)、メインネットβローンチ

ゼータチェーンのメインネットβローンチ

レイヤー1ブロックチェーン「ゼータチェーン(Zeta Chain)」のメインネットベータ版が2月1日リリースされた。

また今回のメインネットリリースに合わせて、同チェーンの独自トークン「ZETA」がローンチし、エアドロップが開始されている。

なおエアドロップを受け取る資格があるのは、昨年6月のテストネットローンチから昨年8月20日までに「ゼータチェーン」 を利用したユーザーだ。

今回のメインネットベータ版は、ビットコイン(Bitcoin)、イーサリアム(Ethereum)メインネット、BNBチェーンの3つのブロックチェーンの接続をするネットワークになっているという。

開発者は、それぞれのチェーンのトークンをラップやロックを行わずに、接続されている全てのチェーンにわたって通信ができるとのこと。

また今回のメインネットベータ版ローンチにあたり、エントリーポイントプロダクト「ゼータハブ(ZetaHub)」が新たに導入されている。同製品は、「ゼータチェーン」エコシステムにおけるガバナンスやステーキング、独自トークンZETAの送信などの機能を含んでいる。

なおユーザーには、「ゼータハブ」でのオンチェーンアクティビティにより、報酬プログラム「Zeta XP」を通じたレベルアップシステムおよびロイヤルティプログラムが提供されるとのこと。

ユーザーは「Zeta XP」により、友人の招待や資産の入金、ゼータチェーン上のアプリ利用などの指定されたアクティビティを行うことでポイント「XP」が獲得できるという。なお「XP」の獲得数はランキング表示されるようになっている。

今回のローンチで「ゼータハブ」では、30日間のXPキャンペーンを実施するとのこと。「ゼータハブ」登録時に1,000XPが獲得できるようになっている。

「ゼータチェーン」は、相互運用性を高める目的のレイヤー1ブロックチェーン。「コスモスSDK」によって構築されており、コンセンサスエンジンにはTendermint(テンダーミント)が採用されている。

「ゼータチェーン」に接続されたすべての外部チェーンは、「ゼータチェーン」上の「オムニチェーンスマートコントラクト」によって操作が可能になっているという。なお同チェーン上では、ERC-20トークンやネイティブビットコインもZRC-20規格のトークンとして取り扱われる。

なおZETAは、接続されたブロックチェーンを越えて 「ゼータチェーン」に転送できるオムニチェーントークン。またクロスチェーン取引におけるガス(手数料)代やガバナンスなどにも利用されている。

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参考:ゼータチェーン
images:iStocks/royyimzy・dalebor

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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