AI関係の利用なら版権フリー、デルタもん 発表
BlendAIがアルファパラダイスプロジェクトの第一弾としてキャラクター「デルタもん」を1月27日発表した。BlendAIは、シンガポールでブロックチェーン事業を展開していた小宮自由氏が日本で立ち上げたAIスタートアップ企業。
このプロジェクトは、公開したキャラクターをAIを活用した利用の場合に商業・非商用問わず原則無制限に利用を可能にする取り組みだ。作品の制作過程の一部にAIが使われていれば良く、全てをAIで制作する必要はない。一方、完全に人間の手のみで描いた作品などAIとは無関係な二次創作や商業利用は禁止されているという。
今回公開されたプロジェクト第一弾の「デルタもん」は人間の手で一から創作されており、制作過程にAI は一切使われていないという。キャラクターデザインは、人気キャラクター「ずんだもん」の生みの親であり、数千万円クラスのキャラクター関連クラウドファンディングを次々と成功させてきた榊正宗氏だ。「デルタもん」は BlendAI が一切の知的財産権を持つキャラクターとのこと。
なおBlendAIは、発表に合わせて「デルタもん」がAI領域において自由に使えることを示すためのNFTを1月29日ミント(発行)している。
キャラクターの発行から数日だが、X(旧Twitter)で ハッシュタグ「 #デルタもん 」と検索すると、AIで制作された100を超えるイラストや動画が確認できる。
なお「アルファパラダイスプロジェクト」はギリシャ文字の24文字をモチーフにしたキャラクターシリーズで、今回発表された「デルタもん」に続き、今後随時新キャラクターを発表していくとのこと。またそれぞれのイラストの詳細設定、3Dモデル、LoRAモデルなど、幅広い商用版権フリー素材も提供していく予定とのことだ。
NFTの元絵を額縁に入れてみました。
— BlendAI (@BlendAIjp) January 29, 2024
100%手描き由来です!#デルタもん https://t.co/VgonnV4Jl0 pic.twitter.com/79VKeVk7Kx