中国大手ファンドHarvest、香港で現物ビットコインETFを申請=報道

旧正月明けに上場か

中国大手資産運用会社ハーヴェストファンド香港(Harvest Fund)が香港証券先物委員会(SFC)へ現物ビットコインETFの申請書を提出した。騰訊新聞(テンセントニュース)が独自記事として1月29日報じている。

その報道によれば、SFCは香港初の現物ビットコインETFの承認を早めたいと考えており、旧正月(2月10日)後に香港証券取引所に香港初の現物ビットコインETFを上場させる予定だという。

なおハーヴェストファンドは、この件について当分の間コメントを控える姿勢だという。

またSFCは米国での承認慣行に倣って、複数の申請を一気に承認する可能性があるとのこと。

なお香港の金融サービス企業「ベンチャー・スマート・フィナンシャル・ホールディングス(Venture Smart Financial Holdings:VSFG)」等がSFCとコンタクトをとっているとみられるが、申請書の提出には至っていないようだ。

VSFGは今年第1四半期中に現物ビットコインETFを立ち上げるべく、SFCへ申請を行う予定で、年末までに運用資産5億ドル(約740億円)を目標にしていると報じられていた。

アジアの暗号資産ハブを目指す香港は昨年12月、現物暗号資産ETFを受け入れる準備が整ったことを表明している。

なお香港では現在、先物ベースの暗号資産ETFが認められている。「CSOPビットコインフューチャーズETF(CSOP Bitcoin Futures ETF)」と「CSOPイーサフューチャーズETF(CSOP Ether Futures ETF)」、そして「サムスンビットコインフューチャーズ(Samsung Bitcoin Futures)」の3銘柄が上場している。

関連ニュース

参考:テンセントニュース
images:iStock/Alex-Sholom・LongQuattro

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

広告

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された