AltLayerがALTのエアドロップ開始
ロールアップ用の分散型プロトコル「オルトレイヤー(AltLayer)」が、独自トークンALTのエアドロップ(無償配布)開始を1月25日発表した。なお今回のエアドロップはシーズン1として実施されるものである。
ALTのエアドロップ対象者は、「オルトレイヤー」のNFTコレクション「OG Badge」・「Oh Ottie!」保有者、ギャラクシー(Galxe)キャンペーン参加者、エンジンレイヤー(EigenLayer)リステイカー、エンジンレイヤーエコシステムパートナー、セレスティア(Celestia)の独自トークンTIAをステーキングしたユーザーとなっている。
「ALT」のエアドロップは、今月17日時点におけるスナップショット(権利確定日)に基づいた上記対象のユーザーに対して行われる。
なおALTの請求は「オルトレイヤー」の公式サイトにて、今月25日から2月25日までの1ヶ月間可能とのことだ。
ALTの合計エアドロップ供給量は、総発行枚数10,000,000,000ALTの3%となる300,000,000ALTとのこと。また300,000,000ALTの内訳としては、NFT保有者35.47%、ギャラクシーキャンペーン参加者37.07%、エンジンレイヤー(EigenLayer)リステイカー13.05%、エンジンレイヤーエコシステムパートナー4.49%、TIAステーキングユーザー9.92%となっている。
またALTは「オルトレイヤー」によるエアドロップ開始日と同日である25日に、大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)にて上場している。取引ペアについてはALT/BTC、ALT/USDT、ALT/BNB、ALT/FDUSD、ALT/TRYとのこと。
なお今月19日9時(日本時間)から24日19時(日本時間)まで、バイナンス提供の「バイナンスローンチプール(Binance Launchpool)」でもALTは取扱われていた。
オルトレイヤーとは
オルトレイヤーは「OPスタック(OP Stack)」と「ZKスタック(ZK Stack)」の両方を使用して開発された分散型プロトコルだ。オルトレイヤーでは、同プロトコルのユーザーがノーコードでカスタマイズしたロールアップの立ち上げを可能にする為のダッシュボードを提供している。
なおロールアップとは、元となるブロックチェーンのセキュリティなどを活用しながら、ガス代(ネットワーク手数料)やネットワークの混雑解消を図るスケーリングソリューションである。
実際にオルトレイヤーを使用しているプロジェクトには、NFT事業⽀援およびブロックチェーンゲーム開発を行うダブルジャンプトウキョウ(double jump.tokyo:DJT)や、ゲーム特化ブロックチェーン「オアシス(Oasys)」などがある。
そしてオルトレイヤーの独自トークンALTは、オルトレイヤーのガバナンスやプロトコルのインセンティブとして機能し、またネットワーク内サービスの料金支払いにも活用される。
関連ニュース
- バイナンスローンチプールで「オルトレイヤー(ALT)」取扱へ
- ソラナのDEX「Jupiter」が「JUP」のエアドロップ実施日を公開、テスト配布も実施
- NFT特化のレイヤー2「Frame」がトークンエアドロップ実施へ、配布は1月31日
- ソラナのDeFi「Kamino Finance」、エアドロップに向けたポイントプログラム導入へ
- レイヤーゼロ、ネイティブトークン「ZRO」のエアドロップ実施へ
参考:オルトレイヤー
images:iStocks/Who_I_am