dYdX v4が24h取引高で最大のDEXに、「Uniswap」上回る

dYdX v4が24h取引高で最大のDEXに

dYdX(ディーワイディーエックス)の24時間の取引高が、Uniswap(ユニスワップ)の取引高を上回り、全DEX(分散型取引所)で最大となった。

コインマーケットキャップによるとDEX最大取引高となったのは、昨年10月にローンチしたdYdXチェーン(dYdX Chain)上のdYdX v4だ。記事執筆時点(1/19 12:30)において24時間の取引高は約6.41億ドル(約950億円)となっている。

それに続く第2位の取引高は、Ethereum(イーサリアム)上のユニスワップで約5.35億ドル(約793.4億円)。続いて第3位はイーサリアムのレイヤー2ソリューション「スタークネット(Stark-net)」上に構築されている「dYdX V3」で取引高は約4.96億ドル(約735.7億円)を記録している。

なお第4位はソラナ(Solana)上に構築されているOrca(オルカ)、第5位は同じくソラナ上のJupiter(ジュピター)が続いている。

dYdXチェーンは、Cosmos(コスモス)のブロックチェーン開発キット「Cosmos SDK」を利用して構築されたdYdXの独自チェーン。同チェーンは、DEXとしての「完全な分散化」を目的に構築されている。

dYdXの運営は今までdYdXトレーディング(dYdX Trading)が行っていたが、「dYdXチェーン」開始にむけ同社から権限が離れ、現在同社は公益法人に切り替わっている。

これについてdYdX創業者のアントニオ・ジュリアーノ(Antonio Juliano)氏も「dYdXチェーンによってdYdXは、コードによって完全に運営される取引所となり、ユーザーによって管理される取引所になる」と述べている。

関連ニュース

参考:コインマーケットキャップ
images:iStocks/Yellow-duck・iam2ma

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

広告

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している