OKX、ドバイでVASPライセンス取得

機関投資家らにサービス提供可能に

大手暗号資産(仮想通貨)取引所OKX(オーケーエックス)が、ドバイにて暗号資産サービスプロバイダー(VASP)ライセンスを取得したことを1月16日発表した。

このライセンスは、OKXのドバイ子会社であるOKXミドルイースト(OKX Middle East Fintech FZE)が、ドバイの暗号資産(仮想通貨)規制機関VARA(Virtual Assets Regulatory Authority)より取得したものだ。

このライセンス取得によりOKXミドルイーストは、機関投資家および適格なリテール顧客に対し、規制された暗号資産業務を拡大し、現物サービスおよび現物ペアを提供することが可能になった。

OKXのMENA地域担当ゼネラルマネージャーであるリファド・マハスネ(Rifad Mahasneh)氏は、中東・北アフリカ地域は、Web3と暗号資産の卓越したハブになる計り知れない可能性を秘めていると述べた。

OKXの政府関係担当グローバルヘッドであるティム・ビョン(Tim Byun)氏は、ドバイがOKXにとって重要な市場だとし、「同ライセンスは、OKXにとって、トラストベースのシステムからトラストレスのシステムへと移行し、ユーザーが金融の未来をコントロールできるようにするために重要なステップだ」と述べている。

OKXは2022年7月にVARAより暫定承認ライセンスを、昨年6月にMVP(Minimum Viable Product)準備ライセンスを取得していた。

その際にOKXはUAEを、世界的にも地域的にも重要な戦略的成長の拠点だと考えていると伝えていた。同社はドバイワールドトレードセンターに新オフィスを開設し、現地採用の上級管理職を中心にドバイのスタッフ数を30名に拡大する予定であり、他企業とのパートナーシップをUAEでも展開していくとのことであった。

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参考:OKX
images:iStocks/Jag_cz

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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