USDC発行の米サークル、IPOを守秘義務付きで申請

守秘義務付きで申請

米ドルステーブルコイン「USD Coin(USDC)」を発行する米サークル(Circle Internet Financial)が、米証券取引委員会(SEC)へ同社株式の新規株式公開(IPO)案に関する登録届出書「フォームS1(Form S-1)」の草案を提出したことを1月11日発表した。これはサークルにとって初のIPO書類提出となる。

サークルによれば同書類は、守秘義務付きで提出したものであり、募集株式数および価格帯は未定とのことだ。

なおIPOは「SECが審査プロセスを完了した後、市場やその他の条件次第で実施される見込み」だという。

サークルは2021年7月にSPAC(特別買収目的会社)であるコンコード・アクイジション・コーポレーション(Concord Acquisition Corp)と企業結合し上場する計画を発表していた。

しかしコンコードをSPACとするサークルの上場計画は難航し、両社の契約条項に定められた結合期限の2022年12月に、上場計画の解消がサークルとコンコード両社の取締役会によって承認されていた。

このとき、サークルCEOであるジェレミー・アレール(Jeremy Allaire)氏は「私たちは期限内にSECの要件を満たすことができなかった」とツイッターにて述べている。

昨年11月には、サークルが2024年初めのIPOを目指し、再検討している様子がブルームバーグによって報じられていた。

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参考:発表
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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者