CoinlistがPolychain Capitalやジャックドーシーなどから資金調達、マネータップとPayPayが提携しリップルDLT基盤のMoneyTapアプリを利用したチャージ事業などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

CoinlistがPolychain Capital、ジャックドーシーなどから1000万ドルの資金調達

・CoinListが1000万ドル(約10億9000万円)の資金調達をしたことが、ウォールストリートジャーナルによって明らかに。この資金調達ラウンドの主要投資家はPolychain Caplital。さらに、投資家の中にはTwitterの創業者であり、Square CEOのジャック・ドーシーも存在する

・調達した資金はCoinListが計画している仮想通貨取引所「CoinList Trade」の設立や仮想通貨ウォレットの開発等に使われる予定だ

・ジャックドーシーは今回の出資に関して「仮想通貨には、新しいプロジェクトを立ち上げるための信頼できるプラットフォームが必要です。 CoinListはその役割で業界をリードしており、取引所の開設は次の戦略的ステップです。」とコメントをしている

仮想通貨のデータベースCoinGeckoがデリバティブ関連情報を提供開始

・仮想通貨や取引所のデータベースを提供するCoinGeckoが新たにデリバティブ取引所に上場するコインとデリバティブ取引所の関連情報の提供の開始を発表

・同社のブログによると、永久スワップや先物などのデリバティブ製品の重要な指標を備えた最新のデリバティブ関連情報を提供していくとのこと。CoinGeckoの事業目的は、クリプトスペースにおいて最大のデリバティブ関連情報のデータベースになることなので、このサービス提供は自然な流れだ

・CoinGecko Derivativesで提供している情報は、BTCやETHそれぞれの先物、永久スワップ情報と、その他デリバティブ取引がされている通貨の先物、永久スワップ情報に分類されている

・なお、この情報ページには取引所ごとの「価格、1日の変動率、取引所が設定した価格指数であるindex、先物価格からIndex価格を差し引いた額であるBasis, スプレッド値、建玉(たてぎょく)額、1日の取引高」が表示されている

マネータップとPayPayが提携し、リップルDLT基盤Money Tapアプリを利用するチャージ事業で連携

・マネータップ株式会社とPayPay株式会社が、Money Tapをインフラに活用したチャージ事業に関する業務提携を発表

・マネータップ社はSBIホールディングス株式会社の子会社で、同社の提供するMoney Tapアプリは、米国Ripple社のDLTである「xCurrent」を基盤技術としている。同アプリは銀行口座から銀行口座への個人間送金を24時間365日リアルタイムに行うことを可能としている

・この業務提携により、利用者が銀行口座からPayPay残高をチャージする際に、マネータップ社が提供するMoney Tapインフラを経由することによって、既存インフラであるCAFIS等を介さない銀行口座からの直接的なチャージが可能となるとのこと

・これによりPayPay社は、個々の金融機関との接続負担軽減、および金融機関における既存インフラと比べた低コストでの事業者接続が実現し、Money TapとAPI接続する金融機関は、既にサービス展開している個人間送金サービス、および年内に本格展開を予定している店頭決済サービスに加え、他の決済事業者へのチャージ型サービスを展開することが可能となるとのこと

PoLがブロックチェーン業界ライターを育成する学習カリキュラム「PoLライターコース」の提供を開始

・PoL(ポル)を運営する株式会社techtecは、ライターとして活躍するための実践的なカリキュラム「PoLライターコース」をリリースしたことを発表

・PoLは仮想通貨・ブロックチェーンの学習サービス

・PoLライターコースは、「仮想通貨」「ブロックチェーン」「SEO」「ライティング」についてのオンラインカリキュラムが用意されており、受講することで、仮想通貨・ブロックチェーン業界でライターとして活躍するために必要なスキルを、全て習得することができるとのこと

・また同コースは、カリキュラムを一通り学習するだけで、そのままライターとして活動することが可能な状態となることを目指しており、「記事執筆保証付き」で、受講者はオンラインカリキュラムを学習後、提携先のメディアで実際に記事を執筆、公開することができるとのこと

・なお、クローズドで開始した事前募集では数十名がコースを受講し、中には既に記事の執筆が完了している受講者がいるとのこと

Bassetと電縁がブロックチェーン関連事業で提携開始

・株式会社Bassetが、株式会社電縁とのブロックチェーンに関連する協業体制の構築に向け、両社間での事業提携に関する基本合意をしたことを発表

・Bassetは仮想通貨交換業のためのRegTechソリューションで、以下のような特長を備えたAPIおよびWebインタフェースを持つ製品 仮想通貨による過去10年分の全世界での取引をデータベース化しており、いかなる分析も瞬時に可能/機械学習を用いたアルゴリズムにより、取引に伴う仮想通貨アドレスの安全度を推測、危険な取引を警告/視覚的なインタフェースを用いた資金移動の関係を図示、コンプライアンス担当者の調査負荷を軽減 ・電縁はブロックチェーンに関わらず広くシステムコンサルティングサービス、システムインテグレーション、パッケージソフトウェアの提供している会社

・この業務提携で仮想通貨交換業に対するRegTechソリューションBassetの販売、コンプライアンス業務態勢構築のためのコンサルティングおよびトレーニングの提供、AML/CFT(マネーロンダリング防止とテロ資金供与対策)の支援、ブロックチェーンを活用したシステム開発のための技術研究において、協業体制の構築を図っていくとのこと

 

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(images:iStock / artsstock)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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