Oasys、Datachain・TOKIと提携。IBCを活用したブロックチェーンゲームのインターオペラビリティ推進へ

OasysがDatachain・TOKIと提携

ゲーム特化型ブロックチェーンOasys(オアシス)が、Datachain(データチェーン)およびTOKI(トキ)との提携を12月21日発表した。

発表によるとこの提携によりOasysは、DatachainやTOKIが開発を推進するブロックチェーン間通信プロトコル「IBC」への対応を検討するとのこと。

なお「IBC(Inter-Blockchain Communication)」とは、インターチェーン財団やコスモス内のプロジェクトによって策定されたブロックチェーン同士を相互運用するための標準仕様。これを採用することでブロックチェーンを跨いだトークン転送などのデータ通信が可能になる。

「IBC」を活用することで、Oasysエコシステム内及びOasysとその他のブロックチェーンとの間で安全性の高いインターオペラビリティ(相互運用性)が実現するとのことだ。

ユースケースの一例として、Oasys内の1つのブロックチェーン上のNFTを異なるブロックチェーン上で決済することや、あるブロックチェーン上のゲームのアセットを別のブロックチェーン上のゲームでも利用可能になることが挙げられている。

また「IBC」の活用によりOasysは、ステーブルコイン発行管理基盤「Progmat Coin(プログマコイン)」を用いて発行される様々なブロックチェーン上のステーブルコインをOasys上のアプリケーションにてワンクリックで使用するユースケースも検討しているとのこと。

「Progmat Coin」を用いた各種ステーブルコインは、6月1日に施行された改正資金決済法により、取り扱う仲介業者がライセンス登録を完了し次第、発行・流通が可能になる予定となっている。また「Progmat Coin」によるステーブルコインは、イーサリアムやコスモス、アバランチ、ポリゴン等のパブリックブロックチェーンを含む各種ブロックチェーン基盤上でのステーブルコインの発行が想定されている。

DatachainとTOKIは「Progmat Coin」開発のプログマ社と技術連携しており、マルチチェーンで展開されるステーブルコインのクロスチェーン取引を可能にするインフラ構築を3社で進めている。

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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