SBIがサウジアラビア国営企業アラムコと業務提携を検討、デジタル資産投資で協力へ

デジタル資産分野で協力へ

SBIホールディングスが、サウジアラビア国営のエネルギー企業アラムコ(Aramco)と業務提携の検討に向けた基本合意書を締結したと12月7日発表した。

世界最大級の総合エネルギー・化学企業であるアラムコは、持続可能性・デジタル・産業・製造・社会イノベーションの領域において戦略的投資活動を行っていることでも知られている。

今回の取り組みによりSBIグループとアラムコは、次の項目で業務提携を検討していくとのことだ。

1つ目に、デジタルアセットの領域における協業及び双方の同分野投資ポートフォリオを活用した共同投資だ。

2つ目は、サウジアラビアでの事業拡大に関心を持つ、デジタルアセット領域の日系スタートアップ企業の発掘及び進出・成長支援。

3つ目に、両国における半導体領域への投資に関する具体的なプロジェクトの立上げだ。具体的には工場の設立などが含まれる。

なおSBIグループとアラムコは、この他にも支援の幅を拡大する可能性もあるとのことだ。

またSBIグループは、中東地域の事業を管轄する拠点として、SBIミドルイースト(SBI Middle East)の設立も準備しているという。

SBIホールディングスは11月9日、Web3やメタバースへ投資する1,000億円規模の「SBIデジタルスペースファンド」の運用開始を発表している。

また11月9日にはSCベンチャーズ(SC Ventures)と提携し、アラブ首長国連邦(UAE)にてデジタル資産分野へ投資する合弁会社を設立することも発表された。

SCベンチャーズは、世界的な総合金融グループである英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)のフィンテック・ベンチャー投資部門だ。

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参考:SBIホールディングス
images:iStocks/SasinParaksa

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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