Libra協会に21団体が正式加盟、ホンダBMWらブロックチェーンを活用した自動決済サービスの実験開始へ、AVALABSがAthereum発表などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

Libra協会に21の企業・組織が正式に加盟

・21の企業・組織がLibra協会に正式に加入したことが発表された

・21社あげると、「 Anchorage、Mercy Corps、Andreessen Horowitz、Bison Trails Co.、Breakthrough Initiatives, L.P、Calibra, Inc.、Coinbase, Inc.、Creative Destruction Lab、Farfetch UK Limited、Iliad、Kiva Microfunds、Lyft, Inc.、Mercy Corps、PayU、Ribbit Capital、Spotify AB、Thrive Capital、Uber Technologies,Inc.、Union Square Ventures、Vodafone、Women’s World Banking、Xapo Holdings Limited」となる

・さらにボードメンバーも正式に発表され、Matthew(Kiva Microfunds)、Patrick Ellis (PayU)、Katie Haun (Andreessen Horowitz)、David Marcus (Calibra, Inc.)、Wences Casares (Xapo Holdings Limited)となった

・そして、Libra協会のChief Operating Officer and Interim Managing Directorには、Bertrand Perez、Head of Business DevelopmentにはKurt Hemecke、Head of Policy and CommunicationsにはDante Disparteが任命された

・Libra協会はメンバー向けに暫定的な定款を発表している。定款の目的は、協会に基本的なガバナンス構造と意思決定フレームワークを提供すること。メンバーは最高の意思決定機関である評議会に参加することができる。1メンバーに1票投票する権利があり、「メンバーの入場と解雇 、 Libra協会の主要なポリシー(例:リザーブ管理ポリシーと新しいポリシー)の採用と修正会員資格基準)、理事会メンバーの選任と解任、協会の解散または清算、定款の修正)などを多数決によって決められる

・ちなみに6月にLibra協会へ参加予定だった企業は28社だった。離脱した7社は、eBay、Visa、Mastercard、Paypal、Booking Holdings、Mercado Pago、Stripeである

ホンダやBMW自動車大手5社が、電気自動車によるブロックチェーンを活用した自動決済サービスの実験開始へ

・世界自動車大手5社が電気自動車(EV)による、ブロックチェーンを活用した自動決済サービスの基盤づくりの実証実験を開始することを日経新聞が報じた

・実証実験は、ホンダ、BMW、GM、フォード、ルノーが参加し、各社が参画するブロックチェーン国際団体「モビリティ・オープン・ブロックチェーン・イニシアチブ」を通じて、米国で11月より開始する

・同実証実験は、通信機能を備えたEVでの利用を想定しており、車1台ごとにデジタルIDを与え、高速料金や車の修理代、ドライブスルーでの買い物など受けたサービスの履歴を記録し、充電する際にまとめて自動支払いをする仕組みを研究するとのことだ

AVALABSがAthereumを発表

・10月11日にDevcon5でAVA LABSのFounder&CEOのEmin氏がEthereumがフレンドフォークしたAthereumを発表

・AthereumはAVA LABSが開発するAvarancheとEthereum Blockchainが組み合わさって(割合は1%+99%)開発されたもの

・AthereumではEthereum上で利用しているRemixやMetamask,Web3jsなど問題なく利用でき、EthereumのPoSにも対応。つまり、よりスケーラビリティの高い状態でEthereum上でアプリケーションを開発できるものとなるようだ

バイエルンミュンヘンがストライキングとライセンス契約を発表

・Stryking Entertainment(ストライキングエンターテインメント)がFCバイエルンミュンヘンと、同クラブチームプレイヤーをベースにしたデジタルグッズの制作販売ライセンスの契約を締結したことを発表

・Stryking EntertainmentはF1ブロックチェーンゲーム「F1 Delta Time」を開発している企業であるアモニカブランズの子会社

・同社は独自ブロックチェーンプラットフォーム「stryking.io」を開発中で、FCバイエルンのマヌエル・ノイアー、ロベルト・レヴァンドフスキ、フィリペ・コウチーニョ、リュカ・エルナンデスをはじめとするスター選手のNFTトレーディングカードを「stryking.io」にて取り扱う予定とのこと

 

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(images:iStock / artsstock)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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