TISとフィナンシェ、「IEO支援サービス」提供開始

TISとフィナンシェが「IEO支援サービス」を開始

TISとフィナンシェが、「IEO支援サービス」を共同で開始することを11月29日発表した。

両社が提供する「IEO支援サービス」は、IEOを含む企業の戦略策定からコミュニティ形成・運用までの全てのフェーズを支援するとのこと。

なおTISとフィナンシェは、今年7月に資本業務提携をしており、金融包摂と地域課題解決等を主要テーマとした両社ビジネスの更なる拡大に努めると発表。IEO支援の提供計画も伝えていた。

ちなみにフィナンシェは昨年7月に単独でIEO支援事業を開始。次世代型配信プラットフォーム「palmu(パルム)」を運営するLight(ライト)と国内IEO実現に向けたパートナーシップ契約を締結していた。

またその後フィナンシェは、国内3例目となる「フィナンシェトークン(FNCT)」のIEOを国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックにて2月に実施した。

今回両社が提供開始する「IEO支援サービス」では、両社の顧客基盤と技術やノウハウの強みを活かし、業界を問わず多様な企業やプロジェクトのWeb3ビジネスへの展開支援が可能になるとのこと。さらに両社の顧客ネットワークを活用し、IEO支援を通じて暗号資産を活用したコミュニティ形成・活性化につなげ、既存サービスとも連携させることで、更なる新規事業の創出・促進を実現すると説明されている。

なお同サービスにおける対応チェーンは、顧客に合わせるとのことだ。

IEOとは

IEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)とは、企業等のブロックチェーンプロジェクト発行のトークンによる資金調達を暗号資産(仮想通貨)取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのこと。

過去国内においてIEOで販売された暗号資産は4銘柄ある。Hashpalette(ハッシュパレット)がコインチェックで実施した「パレットトークン(PLT)」と「FC琉球」がGMOコインで実施した「FCRコイン(FCR)」、フィナンシェがコインチェックで実施した「フィナンシェトークン(FNCT)」、オーバースがcoinbook(コインブック)およびDMM Bitcoinで実施した「Nippon Idol Token(NIDT)」だ。

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参考:TIS
images:iStocks/Lidiia-Moor

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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