ブロックワン子会社ブリッシュ、米コインデスクを100%買収

ブリッシュの独立子会社として運営へ

暗号資産(仮想通貨)取引所運営のデジタル資産フィンテック企業ブリッシュ(Bullish)が、暗号資産メディア米コインデスク(CoinDesk)を買収したと11月21日発表した。

コインデスクは、暗号資産に特化したベンチャーキャピタルのデジタル・カレンシー・グループ(Digital Currency Group:DCG)からブリッシュに現金取引で100%売却されたが、金額など取引条件は明らかにされていない。なお今後コインデスクは、引き続き現CEOのケビン・ワース(Kevin Worth)氏と既存の経営陣が率い、ブリッシュグループの独立した子会社として運営されるとのこと。

またコインデスクには、元ウォール・ストリート・ジャーナル編集長のマット・マレー(Matt Murray)氏を委員長とする編集委員会の設置も発表されている。

2021年11月にローンチされたブリッシュは、ニューヨーク証券取引所の元社長トム・ファーリー(Tom Farley)氏が代表を務める暗号資産取引所であり、アジア太平洋、ヨーロッパ、アフリカ、ラテンアメリカの50以上の管轄区域で利用可能だという。

ファーリー氏は今回の買収に際し声明にて、「私たちはコインデスクの最もエキサイティングな成長戦略のいくつかに資本を注入し、新しいサービス、イベント、製品の立ち上げを後押しする」とコメントしている。

なおブリッシュの親会社は、暗号資産イオス(EOS)のオープンソースネットワークを開発するブロックワン(Block.one)だ。

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参考:ブリッシュ
images:iStock/ivanmollov・Pict-Rider

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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