アスター、韓国釜山市の「Busan Blockchain Alliance」に初期メンバーとして採択

アスターが「Busan Blockchain Alliance」に採択

日本発のパブリックブロックチェーン「アスターネットワーク(Astar Network)」が、韓国釜山市が主導する企業アライアンス「Busan Blockchain Alliance(BBA)」の初期加入メンバーに採択された。同チェーンのファウンダーである渡辺創太氏がX(旧ツイッター)にて11月9日報告している。

「BBA」は、釜山市が「ブロックチェーン都市」の実現に向け組成したアライアンスだ。

釜山市はイーサリアム(Ethereum)やコスモス(Cosmos)などのグローバルブロックチェーンメインネットとの互換性を持つ国内ブロックチェーン標準になれるメインネットを開発し、誰でも取引データを閲覧できる「オープン型ブロックチェーン」開発を目指している。

今回「BBA」の初期加入した企業・プロジェクトには、100社超が参加しており、その中にはイーサリアム(Ethereum)レイヤー2のアービトラム(Arbitrum)や韓国暗号資産(仮想通貨)取引所ビッサムコリアの子会社コード(CODE)、ブロックチェーンセキュリティ企業のサーティック(CertiK)、日本と韓国を拠点に機関投資家などを対象とした暗号資産のウェルスマネジメント事業を展開するHYPERITHM(ハイパーリズム)など100社超が参加している。

渡辺氏はXにて『韓国に物理的にも進出します。釜山のブロックチェーンアライアンスの初期メンバーにAstarが選出されました。釜山は韓国で「クリプトバレー」構想を市レベルでコミットしており我々のエコシステムが日本で作って来たリアルユースケースを韓国でもやってきます。』とコメントしている。

なおアスターネットワークのネイティブトークン「ASTR」は韓国大手暗号資産(仮想通貨)取引所ビッサム(bithumb)で、韓国ウォン(KRW)との取引ペアにて今年9月より取り扱われている。

その際に渡辺氏は「韓国法定通貨ペアができたのは大きい。本格的に韓国展開してきます」とXにてコメントをしている。

なお「ASTR」は今年2月、韓国大手暗号資産取引所のひとつであるアップビット(Upbit)に上場していたが、現在もビットコイン(BTC)との取引ペアのサポートのみとなっている。

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images:iStocks/style-photography・Rawpixel

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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