ゾディア・マーケッツ、MiCA施行に先立ちアイルランドでVASP登録取得

MiCA施行に先立ち

デジタル資産取引所及び仲介プラットフォームのゾディア・マーケッツ(Zodia Markets)が、アイルランド中央銀行(CBI)から暗号資産サービスプロバイダーの登録を受けたと10月27日発表した。

VASP登録によりゾディア・マーケッツは、機関投資家へのOTC取引および取引所サービスの提供が可能になった。

なお発表によればこの動きは、EUにおける暗号資産市場規制(MiCA)の施行に先立つものだという。

EU(欧州連合)全メンバー国の財務大臣からなる経済金融問題理事会は5月、暗号資産市場規制法案(MiCA/マイカ)を採択した。これにより暗号資産の発行者・暗号資産取引所・ウォレットプロバイダーは、2025年1月までに登録・認証を受けなければならない。

ゾディア・マーケッツ・アイルランドのCEO兼ディストリビューション責任者のマイケル・ウォルシュ(Michael Walsh)氏は、「(前略)この登録は、私たちのサービスにとって大きな機会と需要が見込まれるEU市場への参入の足がかりとなる(後略)」と述べている。

アイルランド政府産業開発庁(IDA)国際金融サービス部マネジャーのメイヴ・マコノン(Maeve McConnon)氏は、「ゾディア・マーケッツ社がVASPとしての登録を完了したことは、国際金融サービス業界の成長著しいサブセクターにおける重要な進展だ。この取り組みは、アイルランドにおけるデジタル資産機能の強力な参考事例となるだろう」とコメントしている。

関連ニュース

参考:ゾディア・マーケッツ
デザイン:一本寿和

images:iStocks/alice-photo

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

広告