SBI、大阪・関西万博でNFTサービス提供へ。XRP Ledgerで発行

SBIが大阪・関西万博でNFTサービス提供へ

SBI ホールディングスが、大阪・関西万博オリジナルNFTを「あつめる」サービスの提供予定を10月23日発表した。このサービスは、同社グループ企業で暗号資産交換業を営むSBI VCトレードと、NFT事業を営むSBINFTと共同で提供されるとのこと。

なおSBIが提供するオリジナルNFTの名称は、「EXPO2025デジタルウォレットNFT(愛称:ミャクーン!)」とのこと。提供開始は、大阪・関西万博開催前の2024年5月が予定されている。

SBIホールディングスは、大阪・関西万博で想定されている来場者数2,820万人を対象に同サービスを提供すると述べている。

発表によると「ミャクーン!」はSBINFTにより発行され、保管・閲覧はSBI VCトレードが開発・提供する予定の専用サイトにて出来るという。また同NFTは、転送・転売が出来ない仕様になっているとのこと。なお「ミャクーン!」はブロックチェーンのXRP Ledger上で発行される予定とのことだ。

「ミャクーン!」では、万博のイベントや開幕前から始まる万博のプレイベントへの参加の他、それらイベントで発表されるミッションをクリアすることで、さまざまな「ミャクミャク」のNFTがもらえるという。また大阪・関西万博会場内限定ミッションが予定されており、そこでも「ミャクミャク」のNFTがもらえるとのこと。なお「ミャクミャク」は万博の公式キャラクターだ。

また「ミャクーン!」には、同NFTと同時にサービス開始となる電子マネー「ミャクぺ!」、万博独自ポイント「ミャクポ!」と連動して特典が得られるステータス機能があるという。「ミャクぺ!」を使ったり、「ミャクポ!」を貯めたりすることで上がるステータスに応じて、よりレアな「ミャクーン!」が手に入るチャンスもあるとのことだ。

その他にも「ミャクーン!」に関連した獲得可能なオリジナルNFTとして、「ミャクーン!サービス登録完了記念NFT」や「協賛会社のキャラクターとミャクミャクのコラボNFT」、「リアル・バーチャル万博に参加することで獲得できるNFT(万博開催期間中)」、「その他開催されるイベントに関連するNFT」、「自分で作成する、とっておきの画像データのNFT」があるという。

なお同サービス提供にあたりSBIホールディングスは、「EXPO 2025 デジタルウォレット」事業に協賛したという。

そのためSBIの同サービスは、「EXPO2025デジタルウォレット」に搭載される機能の一つとして提供される予定。同ウォレットは、他の協賛金融機関が提供する大阪・関西万博独自の電子マネー・ポイント・ステータスサービス・NFTの各金融サービスのゲートウェイとなるモバイルアプリであり、本日10月23日よりAndroindおよびiOS版のダウンロードが提供開始となっている。

関連ニュース

参考:SBI
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Nikolay-Vdovichenko

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

広告