暗号資産取引用API提供のアルパカ、SBIグループから約22億円の資金調達

SBIグループがアルパカへ約22億円の出資

株式および暗号資産取引用のAPIを提供するアルパカ(Alpaca)が、SBIグループとの戦略的パートナシップを10月12日発表した。またこの提携の一環としてSBIより1,500万ドル(約22.4億円)の出資をアルパカは受けたとのことだ。

発表によると両社は、共同事業開発の取り組みと革新的な製品の導入を通じ、アルパカの将来の成長を推進することに合意したとのこと。またアルパカはこの提携により、アジアにおける米国証券の清算・執行を行う企業金融機関へのリーチを拡大できるとしている。

アルパカは、APIを通じて株式や暗号資産取引、リアルタイムの市場データ、エンドツーエンドのブローカー・インフラを提供している企業。日本子会社のAlpacaJapan株式会社は、金融商品取引業者としてのライセンスも取得している。

なおアルパカはこれまでに、1.2億ドル超(約180億円)の資金調達を行っているという。同社にはポーテージベンチャーズ(Portage Ventures)、スパークキャピタル(Spark Capital)、トライブキャピタル(Tribe Capital)、ソーシャルレバレッジ(Social Leverage)、ホライゾンベンチャーズ(Horizons Ventures)、アンバウンド(Unbound)、SBIグループ(SBI Group)、エルドリッジ(Eldridge)、ポジティブサム(Positive Sum)、エレファンド(Elefund)、Yコンビネーター(Y Combinator)が出資を行っているとのことだ。

関連ニュース

参考:アルパカ
images:iStocks/jittawit.21

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。