メルカリのビットコイン(BTC)取引サービス、利用者数100万人突破。サービス開始7ヶ月で

メルカリのBTC取引サービスが利用者数100万人突破

フリマアプリ「メルカリ」のビットコイン取引サービスが、サービス開始から7ヶ月で利用者数が100万人を突破した。同サービスを提供するメルカリの子会社メルコインが10月16日発表した。

「メルカリ」のビットコイン取引サービスは、今年3月9日から段階的にユーザーへ提供を開始。同月16日には全ユーザーが申し込み可能となり、そこから2週間で口座開設者数が10万人を突破していた。

日本暗号資産取引業協会による暗号資産取引月次データによると、2023年8月時点での国内の暗号資産口座数は約760万口座とのこと。それに対しメルコインでは、直近半年間(2023年3月〜8月)の新規口座開設数が約100万口座になったとのことだ。

発表によると「メルカリ」のビットコイン取引サービスのユーザー81%は、暗号資産取引歴「なし」と回答しており、多くのユーザーがメルカリアプリで初めての暗号資産取引を体験しているという。

さらに同サービスにてビットコインを購入したユーザー49%がメルペイ残高を保有しており、このことからも「メルカリ」で使わなくなったモノを売って得た売上金を使って、かんたんにビットコイン取引を始められることが利用者の拡大に繋がっているとメルコインは考えているとのこと。

またメルコインによると「メルカリ」でビットコインを売却したユーザーのうち、約半数が「メルカリ」で買いものをしている実態も明らかになったとのこと。

メルカリグループにビットコイン取引サービスが加わったことによって、「メルカリ」の売上金でビットコインを購入し、ビットコインを売却して「メルカリ」で買い物するといった、新たな循環行動が見受けられたとのことだ。

「メルカリ」のビットコイン取引サービスについて

「メルカリ」のビットコイン取引サービスでは、「メルカリ」での売上金や残高・ポイントでビットコインが購入でき、購入は1円から対応している。

またアプリ内でビットコインの売却も可能で、売却により得た日本円残高でメルカリにて買い物もできるという。

なお同サービスにおいては、ライト層にまず利用してもらうことを目的としているとのことで、ビットコインの入出庫(外部ウォレットへの送金等)およびビットコイン以外の暗号資産には現状対応していない。

ちなみにビットコインの売買におけるスプレッド(購入価格と売却価格の差)は、売買共に1%とのことだ。

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参考:メルコイン
デザイン:一本寿和
images:iStock/Cemile-Bingol

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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