GMOコイン、ソラナ(SOL)のステーキングサービス提供へ

GMOコインがSOLのステーキングサービス提供へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所GMOコインが、暗号資産ソラナ(SOL)をステーキングサービスの対象銘柄に追加することを10月6日発表した。

同取引所において判定期間中にSOLを保有しているユーザーを対象に、10月12日からサービス提供が開始される予定。判定期間中にSOLを保有している場合でも、ステーキング報酬の数量が小数点第9位未満となる方は、配布の対象外になるとのこと。

なお同取引所では、ステーキング対象の暗号資産を保有するだけでステーキング報酬を受け取れるとのことで、ユーザー自身で特別な手続きをする必要はないとのこと。

SOLのステーキング報酬額については変動制で、年率4.1%〜5.4%程度の見込となっている。なお報酬配布は毎月10日を予定しているとのこと。土日祝が重なった場合は翌平日になる。

また手数料についてはGMOコインに配分されたステーキング報酬の28%になるとのことだ。ちなみに初回のステーキング報酬の配布は、11月10日を予定しているという。

今回GMOコインのステーキングサービスにSOLが追加されることにより、同サービスでの取り扱い銘柄は計7銘柄となる。現在はテゾス(XTZ)、シンボル(XYM)、カルダノ(ADA)、クアンタム(QTUM)、ポルカドット(DOT)、コスモス(ATOM)、アスター(ASTR)が対応している。

ステーキングとは

ステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のことだ。コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行が可能となっている。

なおコンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムである。 暗号資産取引所が提供するステーキングサービスは、ユーザーからトークンをプールに集め、ネットワークにまとめて預け入れる形式をとる。そのためユーザーはステーキング参加に本来必要な暗号資産保有量を持たなくとも、少額でステーキング報酬が得られる。

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参考:GMOコイン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lidiia-Moor

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。