Web3レストランアプリBlackbird、a16zらからシリーズAで約36億円の資金調達

Blackbirdが約36億円の資金調達

Web3レストランアプリ「Blackbird(ブラックバード)」を提供する米Blackbird Labs(ブラックバードラボ)が、シリーズAによる2400万ドル(約35.6億円)資金調達の実施を10月4日発表した。

なおこの資金調達ラウンドを主導したのはa16z(アンドリーセンホロウィッツ)。その他にもAmex Ventures(アメックスベンチャーズ)やBolt by QED(ボルトバイQED)が新たに参加した他、既存投資家であるUnion Square Ventures(ユニオンスクウェアベンチャーズ)、Shine(シャイン)、Variant(バリアント)が出資参加したとのこと。

また大手レストラングループのQuality Branded(クオリティブランディッド)、Rustic Canyon Family(ラスティックキャニオンファミリー)、Souvla(スブラ)、Brooks Reitz(ブルックスリッツ)も今回のラウンドに参加したという。

今回調達した資金については、「Blackbird」の新機能の開発に充てるとのことだ。

なお「Blackbird」は、米大手暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbase(コインベース)開発のEthereum(イーサリアム)レイヤー2ネットワークBase(ベース)上に構築された分散型アプリケーション(Dapps)だ。iOS版のみが提供されている。

リリースによると「Blackbird」は、レストランとロイヤルティ(愛着)の高い顧客との深い結びつきを実現するためのアプリケーションとのこと。ユーザーは「Blackbird」と提携しているレストランにて、スマートフォンでNFCリーダーを読み込み電話番号を入力することでそのレストランの会員登録が可能とのこと。これにより「会員NFT」が発行されるという。

また来店の際に認証をすることで、同アプリのネイティブリワードトークンとなる「FLY」が獲得できる仕組みとなっている。来店ごとにユーザーのステータスがレベルアップし、サプライズメニューなどの特典が受けられる他、「FLY」を利用した特定のメニューが注文できるとのことだ。

また「Blackbird」のデータ提供プログラムに登録したユーザーは、個人情報を提供することで「FLY」の獲得数が3倍になるとのこと。登録ユーザーが会員となったレストランは、ユーザー提供のデータが見られるようになっているという。

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参考:ブラックバードa16z
デザイン:一本寿和
images:iStocks/ChrisGorgio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。