ヒステリックグラマーが初のNFT配布プロジェクト、z game studio支援で

z game studioがヒステリックグラマーのNFTプロジェクト支援

ファッションブランド「HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)」が、初のNFT配布プロジェクトを実施する。同プロジェクトのNFTプレゼント企画、NFT配布サービス、専用NFT閲覧サイトを提供するz game studioが10月5日発表した。

「ヒステリックグラマー」を展開するオゾンコミュニティは、同ブランド初となるNFT配布イベント「HYSTERIC GLAMOUR NFT PROJECTS 23-24」を今月から来年の冬にかけて全6回開催する予定。

配布されるNFTは、デジタル訪問証明サービスアプリ「コミュンフォービジター(Commun for visitor)」の利用により、特定のNFCまたはQRコードを読み取ることで取得可能とのこと。なおNFTはソウルバウンドトークン(SBT)として全6回各イベント毎に限定のNFTとして配布されるとのことだ。

ちなみにSBTとは、他のアカウントに移転・譲渡のできないNFTのこと。SBT化したものは二次流通不可の永久証明のような存在として扱われる。

発表によると「コミュンフォービジター」は、ブロックチェーンとNFCの活用により偽装困難なデジタル訪問証明をSBTとして取得できる、世界で唯一のスマホアプリとのこと。また同アプリは、従来NFTを受信・保管するウォレットを利用する上で必要だった専門知識や、難解なUXが極力排除された仕様になっているという。

「HYSTERIC GLAMOUR NFT PROJECTS 23-24」の参加者は、店舗で配られる全6回分のイベントNFTを集めると、個数に応じて数量限定のスペシャルノベルティが付与されるとのこと。また集めたNFT2つを1口としてスペシャルイベントの抽選にも応募可能となっている。なお各NFT配布イベントの詳細については順次発表されるとのことだ。

また「HYSTERIC GLAMOUR NFT PROJECTS 23-24」の第1弾イベントとなる「BUNNY RUNS IN THE DOLLHOUSE」は、今月7日から22日まで「ヒステリックグラマー」渋谷店にて開催されるとのこと。

なお「BUNNY RUNS IN THE DOLLHOUSE」のイベント内容については、「クリーピーバニー(CREEPY BUNNY)がドールハウス(DOLLHOUSE)から大脱走?!会場内にはクリーピーバニーが仕掛けた楽しいイタズラがいっぱい。手作業で緻密に作られたドールハウスのアナログな魅力と新時代のNFTを体験できる入場料無料のポップアップイベント」と発表にて説明されている。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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images:iStocks/Nikolay-Vdovichenko

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。