ジェミナイがインド開発センター強化へ、今後2年で約36億円の投資も

積極採用も

暗号資産(仮想通貨)取引所運営の米ジェミナイ(Gemini)は、今後資金を投資しながら、インドでの影響力を大幅に拡大させる計画のようだ。同社が9月26日発表した。

今回ジェミナイは、インドの暗号資産と技術革新の開発センターである「キャンパスサイバーグリーンズ(Campus Cyber Greens)」のサイバーハブ内にオフィスを開設したという。

ジェミナイは5月、ジェミナイがインドのハリヤナ州グルガオンに開発センターを開設し、現地で積極的な採用活動を実施することを発表していた。

なおグルガオンのオフィスには、現在70名の社員がいるという。引き続きソフトウェア・エンジニア、テクニカル・プロダクト・マネージャー、人材運用・獲得、財務、サポート、コンプライアンスなど、多くのポジションで積極的な人材募集が行われている。

ジェミナイは今後もインドへの投資を強化する方針であり、今後2年間でグルガオンの開発センター成長のために2億インドルピー(2400万ドル:約35.7億円)を投資する予定だという。

同開発センターは、ジェミナイにおいて米国に次ぐ規模の開発拠点になる予定で、米国・英国・アイルランド・シンガポールの既存オフィスを補完することになると発表されている。今後のジェミナイの成長戦略において重要な貢献が期待されているとのことだ。

インド開発拠点では、NFT及び暗号資産マーケットプレイスの新機能開発のほか、コアプラットフォームの基礎の開発として、次世代Webやモバイルのユーザー体験・コンプライアンス・データパイプライン・ウェアハウジング・セキュリティ・決済等幅広い分野の開発を行うとのことだ。

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参考:ジェミナイ
デザイン:一本寿和
images:iStock/Abscent84・Alex-Sholom

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者