Zodia CustodyがParityと提携、ポルカドットエコシステムへのカストディサービス提供へ

Zodia CustodyがPolkadotエコシステムにカストディサービス提供

機関投資家向けカストディソリューション提供のゾディアカストディ(Zodia Custody)が、パリティテクノロジーズ(Parity Technologies)と長期にわたる戦略的なパートナーシップ締結を9月13日発表した。これによりゾディアカストディは、ポルカドット(Polkadot)エコシステムへカストディサービスを提供するという。

またゾディアカストディは、金融機関向けにポルカドットエコシステムへのアクセス機会を促進するとのこと。その他にも同エコシステムへ銀行グレードのデジタル資産保管サービスの提供が今回の提携により可能になったとのこと。

今回の提携を通じて両社は、金融機関によるポルカドットエコシステムへのアクセス範囲を広げる為、ポルカドットのネイティブトークン「DOT」を金融機関がステーキングできるサービスの提供を予定しているとのこと。なお資産はゾディアカストディのコールドウォレットに保管されるという。

なお発表によると、ゾディアカストディによる暗号資産(仮想通貨)交換業者(VASP)としての活動は、各管轄区域のマネーロンダリング要件に従って、英国の金融規制当局(FCA:Financial Conduct Authority)、アイルランド中央銀行(CBI:Central Bank of Ireland)、ルクセンブルク金融監督委員会(CSSF:Commission de Surveillance du Secteur Financier)に登録されているとのこと。

これにより各金融機関はより高いレベルの規制順守と、登録されたプラットフォーム上のフレームワーク内で暗号資産関連の事業を運営できるようになるとのことだ。

ゾディアカストディについて

ゾディアカストディは、世界的な銀行金融グループの英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank:SCB)のベンチャー投資&インキュベーションユニットであるエスシーベンチャーズ(SC Ventures)と米大手資産運用会社ノーザントラスト(Northern Trust)が設立した、機関投資家向けの暗号資産(仮想通貨)カストディソリューションを提供する企業だ。

また、SBIの子会社であるSBIデジタルアセットホールディングス(SBI DAH)が、ゾディアカストディと合弁会社を設立することを今年の2月3日に発表している。

ゾディアカストディは前述のとおり、FCAやCBI、CSSFに登録済みの企業である。また日本の規制当局にも現在申請中とのことだ。

そして今月12日には、シンガポールのデジタル資産市場に参入することを発表している。

関連ニュース

参考:ゾディアカストディ
images:iStocks/Lidiia-Moor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

広告