LINEらのフィンシア財団、ガバナンスメンバーにCertiK参加

フィンシアにCertiKが参加

「フィンシア:FINSCHIA(FNSA)」の運営を行うFinschia Foundation(フィンシア財団)のガバナンスメンバー及びノード運営者に、web3セキュリティー企業サーティック(CertiK)が参加したことが9月5日に発表された。

なお「フィンシア」は、LINE独自開発のプライベートチェーンとなる「LINE Blockchain」がリブランディングを行い、名称変更したブロックチェーンだ。現在運営元は、LINEのグループ会社LINE TECH PLUS(ラインテックプラス:LTP)からフィンシア財団へ移行している。

サーティックは、ブロックチェーンのプロトコルおよびスマートコントラクトにエラーや脆弱性が含まれるかを監査する機関であり、「フィンシア」のコード監査を請け負っていた。

フィンシアの発表によると、サーティックは今後、フィンシアネットワーク上に公開されるDapps(分散型アプリケーション)やサービスに関する監査、およびネットワークのセキュリティー向上に取り組む予定であるという。また開発者のための専用コミュニティーも構築する予定とのことだ。

フィンシア財団のガバナンス初期メンバーは、ソフトバンク、米LINE NEXT(ラインネクスト)、韓国LINE NEXT、国内企業LINE Xenesis(ラインジェネシス)、A41(アポティワン)、AhnLab Blockchain Company(アンラボブロックチェーンカンパニー)、GoodGang Labs(グッドギャングラボ)、Neopin(ネオピン)、Presto Labs(プレストラボ)、MARBLEX(マーブレックス)の9社。今回サーティックは、ここに加わる形となる。

フィンシア財団は今年3月にLINEのグループ会社LINE TECH PLUS(ラインテックプラス:LTP)が、アラブ首長国連邦アブダビにおいて設立した非営利団体。グローバルWeb3事業の拡大と、「LINEブロックチェーン」のパブリックチェーン化を目指している。

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参考:フィンシアブログ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Rawpixel

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。