カストディ大手BitGo、韓国ハナ銀行と戦略的業務提携

韓国のデジタル資産保管分野参入へ

暗号資産(仮想通貨)などデジタル資産のカストディ企業ビットゴー(BitGo)が、韓国大手商業金融機関ハナ銀行と戦略的業務提携を結んだ。韓国・ソウルで開催しているカンファレンス「コリアブロックチェーンウィーク(Korea Blockchain Week:KBW)」にて9月5日発表された。

現地メディア韓国経済新聞によれば、今回の提携により両社は、ビットゴーが韓国法人を設立するのに伴い、デジタル資産保管(DAC)分野に共同で参入するとのことだ。

両社はまた、合弁会社の設立における共同出資の検討や、ビットゴーの保有するセキュリティ・ソリューションやDAC技術と、ハナ銀行が持つ金融サービス、セキュリティ、コンプライアンスに関する専門知識を組み合わせるなどといった協力関係を模索していくという。

ビットゴーは、米国カリフォルニア州パロアルトに本社を置く、大手暗号資産カストディ企業だ。世界各国の暗号資産取引所や機関投資家に流動性、カストディ、セキュリティ・ソリューションを提供している。

ビットゴーは8月、非公開の新規投資家らから1億ドル(約146.3億円)の資金調達を実施したことが報じられていた。この際のビットゴーの評価額は17億5000万ドル(約2,561.8億円)であった。

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参考:韓国経済新聞
デザイン:一本寿和
images:iStocks/jittawit.21

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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