バイナンスがラテンアメリカで暗号資産送金「Send Cash」ローンチ

バイナンスがラテンアメリカで暗号資産送金開始

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、暗号資産送金プラットフォーム「センドキャッシュ(Send Cash)」を、ラテンアメリカでローンチしたことを8月30日発表した。

「センドキャッシュ」は、ボーダレスな非接触型の暗号資産(仮想通貨)支払いツール「バイナンス・ペイ(Binance Pay)」を通じて、暗号資産を銀行口座へ簡単かつ迅速に、コスト効率よく送金できるソリューションとのこと。なお「バイナンス・ペイ」は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、BNB、USDTなど70以上の暗号資産をサポートしている。

「センドキャッシュ」利用対象国は現在、コロンビア、ホンジュラス、グアテマラ、アルゼンチン、コスタリカ、パラグアイ、ドミニカ共和国、パナマ、メキシコの9カ国となっており、まずは第1段階としてコロンビアとアルゼンチンにおける銀行口座に、暗号資産の送金が可能になるという。

バイナンスは、世界銀行データベース「グローバルフィンテックス2021(Global Fintex 2021)」をもとに「ラテンアメリカ及びカリブ海地域の成人42%は銀行口座を所有しておらず、これは世界の成人人口のうち24%を占めている」と発表にて説明している。この問題を受けバイナンスは、暗号資産決済ソリューションの提供に取り組んでいるとのことだ。

なお「バイナンス・ペイ」は今年に入り、ラテンアメリカを中心に国境を越えた暗号資産決済を最適化する為、大手旅行会社デスペガー(Despegar)や決済ソリューション提供のクレデンシャルペイメント(Credential Payment)、国際送金サービス提供のビアウォレット(Vita Wallet)との提携を発表している。

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参考:Binance
images:iStocks/ustinroque

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。