シバイヌ(SIHB)、L2「Shibarium」の再稼働を報告

Shibariumが再稼働を報告

シバイヌ:Shiba Inu(SHIB)の開発者シャトシ・クサマ(Shytoshi Kusama)氏が、「シバリアム(Shibarium)」メインネットの再稼働を8月28日に報告をした。

「シバリアム」は、ミームコイン「シバイヌ(SHIB)」の開発者が提供する「SHIB」エコシステムの基盤となるブロックチェーン。イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューションとしてスケーラビリティ問題および取引手数料の削減により分散型アプリケーション(Dapps)および取引に関するユーザーエクスペリエンス向上を目指している。

クサマ氏によると「シバリアム」は現在順調に稼働しているとのこと。また発表時点で同ネットワーク上で「65,000以上のウォレット」と「350,000以上のトランザクション」が確認されているという。

また「シバリアム」上には様々なトークンがデプロイされているとのこと。ただしクサマ氏は同ネットワーク上のトークンについて「DYOR:Do Your Own Research(自分自身で調べる)」ことを推奨するとともに、注意喚起している。

その他にもクサマ氏は「シバリアム」からの出金に関して、SHIB・LEASH・WETHは45分から3時間、BONEの出金には最大7日必要だと報告をしている。

「シバリアム」は8月17日にメインネットがローンチし、その数時間後にネットワークが停止した。

そういった状況の中、「シバリアム」へのブリッジに問題が発生し、利用された資産がロックされている状態であることや、クサマ氏が「ブリッジされたETHを回収できない」とテレグラムで発言しているという報告がスクリーンショットと共に投稿されていた。

しかしその後これらの報告が、SHIBエコシステムを傷付けようとする第三者の嘘の投稿であったことがクサマ氏より報告されている。前述したクサマ氏によるテレグラムの発言に関しても、偽造されたもので該当する発言は行っていないとのことだった。

クサマ氏はその後ブログを投稿し、その中で「ブリッジの問題はありませんし、私が何か問題を言っているというスクリーンショットはどれも嘘で、あなたの資金は安全です」と語っていた。

また今回のネットワーク停止については、「シバリアムの問題ではなく、シバリアムが稼動したと発表したときに同時に起こった大量の取引とユーザーの流入によるものです」とクサマ氏は説明している。

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参考:SHIBブログ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/salarko

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。