スウェットコイン(SWEAT)、9月より米国等の複数国でも獲得可能に

米国ユーザーも「SWEAT」獲得可能に

フィットネスアプリ「スウェットコイン(Sweatcoin)」の独自ウォレット「スウェットウォレット(Sweat Wallet)」が、米国をはじめとする複数の国でも9月12日より利用可能になる。

また、これにより対象国の居住者は、同アプリの独自トークン「スウェットエコノミー:Sweat Economy (SWEAT:スウェット)」を新たに獲得できるようになる。「スウェットコイン」開発元のスウェットエコノミーが8月26日発表した。

なお今回の「SWEAT」発行地域の拡大は、昨年の「SWEAT」ローンチよりちょうど1年後に実施されることになった。

「スウェットコイン」は歩いた歩数に応じて「SWEAT」が獲得できるフィットネスアプリだ。同アプリはバックグラウンドで動いており、アプリをインストールしたスマートフォンを持って歩けば「SWEAT」が「スウェットウォレット」へ追加されていく。

スウェット財団は2022年9月13日に「SWEAT」を発行開始している。同日に日本を含めた複数の国で、それまでポイントだった「スウェットコイン」がニアプロトコル(NEAR Protocol)ネットワーク上のNEP-141規格のトークン「SWEAT」として、各ユーザーの「スウェットウォレット」へ付与された。

しかし規制上の問題から、スウェット財団は米国で「SWEAT」および「スウェットウォレット」を展開していなかった。

これにより米国ユーザーは、昨年9月の初回トークン生成イベント(TGE)に参加できず、「SWEAT」獲得や、ゲームプレイによる新たな「SWEAT」報酬の獲得ができない状態となっていた。

今回の発表によれば「スウェットウォレット」利用可能になる対象は、米国、バハマ、バルバドス、ボツワナ、ガーナ、ジャマイカ、パキスタン、ジンバブエ、ウガンダの居住者ユーザーとのこと。

対象ユーザーは、9月11日午後11時59分(UTC)までに、スウェットコインのアプリで「オプトイン」を登録することで、ローンチ時に配分される6億9,000万ドル(約1,009.6億円)の「SWEAT」が割り当てられるという。

また対象ユーザーは「オプトイン」を登録後、2023年9月12日に「スウェットウォレット」をダウンロードすれば、これまで保有していた「スウェットコイン」に応じた「SWEAT」が受け取れるとのこと。

ちなみに「SWEAT」の配当は、保有する「スウェットコイン」の多さに比例するため、ローンチ前に歩数を増やすことが推奨されている。

なおスウェットウォレットは、Google PlayとApp Storeからダウンロードが可能だ。

「SWEAT」の配当について

「SWEAT」は、9月11日午後11時59分(UTC)時点での「スウェットコイン」残高のスナップショットをもとに、割り当て分を計算し、「スウェットウォレット」に配当されるという。また、割り当てられた「SWEAT」については24か月間ロックされ、その後に自動的にアンロックされるとのことだ。

なお9月11日午後11時59分(UTC)までにアプリから「オプトイン」の登録をしなかったユーザーは、ローンチ時に配当される「SWEAT」は受け取れないとのことだ。

スウェットコインは6月、非アクティブユーザーを対象に、「SWEAT」の発行を停止すると発表。

スウェットウォレットを過去60日間で起動していないユーザーに対し、「SWEAT」のミント(発行/鋳造)を一時的に停止する取り組みを進めるとのことだった。

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参考:スウェットコイン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/wacomka

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者