何百万もの企業や消費者が分散型決済にアクセスへ
ソラナラボ(Solana Labs)提供の「ソラナペイ(SolanaPay)」が、ECプラットフォーム「ショッピファイ(Shopify)」と統合し、米ドルステーブルコイン「USD Coin(USDC)」支払いに対応したと8月23日発表した。
発表によれば、仲介業者を介さず決済できるソラナペイは、銀行手数料・チャージバック・保留時間がかかららず、USDCで即時直接決済が可能だという。
ソラナ財団のコマース事業開発責任者のジョシュ・フリード(Josh Fried)氏は「一方、消費者は、ショッピファイを利用する膨大な加盟店ネットワークからデジタルドル通貨で商品・サービスの支払いができるという利便性と実用性の向上を享受できる」と述べている。
ソラナラボは同決済を、トークンゲーティング(暗号資産を利用するためのきっかけ)の提供、簡単なクロスボーダー決済や、NFTベースのロイヤルティプログラムの提供など、Web3対応の商取引体験のためのゲートウェイ(入口)になると強調している。
ソラナペイについて
ソラナペイは昨年2月にローンチされた分散型ソラナネットワーク上に構築されたオープンソースのプロトコルだ。
米ドルステーブルコイン開発のサークル(Circle)やソラナウォレットのファントム(Phantom)などがローンチパートナーとなっている。
また決済に関するトランザクションは即座に行われ、加盟店はリアルタイムに支払いを受けられるようだ。その他にも加盟店は、ネットワークコストの削減などのメリットが得られるという。 また「ソラナペイ」がもつ重要な思想は「決済とその基盤技術が、必要なサービス・ユーティリティから、加盟店と消費者の間の真のピアツーピア通信チャネルになること」とだという。
Web3対応を促進するショッピファイ
ショッピファイは2月、同サービス加盟店向けにブロックチェーン対応コマースを構築する為の開発アプリケーションの提供開始を発表。
同アプリでは、NFT配布、トークンゲーティング及びロイヤルティ、暗号資産決済などが可能だと説明されている。
またショッピファイでは1月より「ヴェンリー・ショッピファイNFT(Venly Shopify NFT)」というアプリを提供している。このアプリを利用することで、加盟店が知識がなくとも簡単に「アバランチ(Avalanche)」ブロックチェーン上でミントしたNFTを設計・ミントし、販売が可能になっている。
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参考:ソラナ
デザイン:一本寿和
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