「Maple Finance」が約7.3億円の資金調達、アジア展開へ

Maple Financeがアジア展開へ

DeFi(分散型金融)レンディングプロトコル「メイプルファイナンス(Maple Finance)」が、500万ドル(約7.3億円)の戦略的資金調達ラウンドを完了したことを8月22日発表した。

この調達ラウンドはブロックタワーキャピタル(BlockTower Capital)とタイオガキャピタル(Tioga Capital)主導のもと、チェリークリプト(Cherry Crypto)、スパルタンキャピタル(Spartan Capital)、GSRベンチャーズ(GSR Ventures)、ヴェリーズベンチャーズ(Veris Ventures)、メイブン11(Maven 11)、フレームワークベンチャーズ(Framework Ventures)が参加したとのこと。

今回の資金調達により「メイプルファイナンス」は、従来の金融市場における融資およびテクノロジープラットフォームとしての地位確立を目的に、3つの成長スタックとして「アップグレードされたトークン設計」、「商業的成長への取り組み」、「独自技術への投資」に取り組むと説明している。

また「メイプルファイナンス」は、コンプライアンスに準拠したオンチェーン貸付および借入サービスを、アジア太平洋地域(APAC)及びラテンアメリカ(LATAM)地域に拡大することを目指すと同時に、分散型テクノロジーの構築を継続し、プロトコルや金融サービスプロバイダーなどとのパートナーシップ締結も行なっていくとのこと。

また「メイプルファイナンス」は今年4月、米国財務省短期証券利回りのアクセスを簡素化し、顧客の流動性やリスク、会計要件を満たしたオンチェーン現金管理ソリューション「オンチェーンキャッシュマネジメント」をローンチしている。

関連ニュース

「Maple Finance(MPL)」がシステム改善のアップグレード、ソラナ(SOL)でのサービス停止も発表

参考:Maple Finance
images:iStocks/BadBrother

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

広告