LINE XenesisとCrypto. comが覚書締結、「LINE BITMAX」での暗号資産取引の流動性向上等に向け

LINE XenesisとCrypto. comが覚書締結

LINEの暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン関連事業を展開する国内企業LINE Xenesis(ラインジェネシス)が、海外暗号資産取引所Crypto.com(クリプトドットコム)との覚書締結を7月26日発表した。この契約は、暗号資産分野において共同でグローバルにわたる新規ビジネスを開拓するためのものとのことだ。

これにより今後両社は、暗号資産分野においてアジアを含むグローバルでイノベーションを起こしていくことを目指すという。LINE Xenesis提供の暗号資産取引サービス「LINE BITMAX」における暗号資産取引の流動性向上に向けた連携の他、暗号資産決済機能の強化やNFT分野での連携など、両社の強みを活かした暗号資産ビジネスソリューション実現に向け両者は協力していくとのことだ。

なおLINEグループでは、2018年4月に「LINE Blockchain Lab」を設立し、ブロックチェーン技術を応用したdApps(分散型アプリケーション)の開発や、P2Pネットワークによる分散システム、暗号化技術の研究を行ってきた。その後グループでは、独自ブロックチェーン「LINE Blockchain(ラインブロックチェーン)」を開発した。そして、それをベースとした独自暗号資産「LINK」の発行や、暗号資産取引サービス「LINE BITMAX」、NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」の運営、そしてグローバル向けのNFTプラットフォーム「DOSI(ドシ)」など、グループ全体でさまざまなブロックチェーン関連の事業を展開している。

なお「LINE Blockchain」は「Finschia」に名称変更されており、同チェーンの運営は現在、アラブ首長国連邦アブダビのFinschia Foundation(フィンシア財団)が行っている。なおブロックチェーンの名称変更にあわせ、独自暗号資産の「LINK」も「FINSCHIA(FNSA)」に名称変更している。

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    参考:LINE
    デザイン:一本寿和
    images:iStocks/Who_I_am

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    この記事の著者・インタビューイ

    大津賀新也

    「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。