メタマスクが新機能「Snaps」を公開
web3ウォレットのメタマスク(MetaMask)が、新機能「Snaps(スナップ)」を2024年までに導入する。メディアThe Defiantが7月21日に第一報を報じ、その後各社が続いて報道している。
「スナップ」は、メタマスクに機能を追加する拡張機能を開発・導入できる新機能。イーサリアム(Ethereum)の仮想マシンであるEVMに互換性のないブロックチェーンに対応することや、OSやメタマスクからユーザーに直接通知を送信する機能の導入が可能になるという。
メタマスクはドキュメントで「スナップは、誰でもメタマスクの機能を安全に拡張して、新しいweb3エンドユーザーエクスペリエンスを作成できるオープンソースシステムです」と説明している。
現在同機能はプレリリースソフトウェアとして公開されており、新機能へアクセスできるよう開発者向けに公開されている「MetaMask Flask(メタマスクフラスク)」でのみ利用可能だ。またメタマスクは、開発者向けの「スナップ」開発ツールやディスカッションボードも公開している。
なお現在ドキュメントにて、イーサリアムレイヤー2ブロックチェーン「StarkNet(スタークネット)」にメタマスクを対応させる「スナップ」や、プライベートネットワークでのトランザクションテストをメタマスクで行えるようにする「スナップ」などが紹介されている。
メタマスクは今年4月、ポートフォリオ一覧表示サービス「Portfolio dapp(ポートフォリオdapp)」にて、暗号資産(仮想通貨)の購入機能をリリースした。これにより「メタマスク」を「ポートフォリオdapp」に接続することでデビットカード、クレジットカード、ペイパル(PayPal)、銀行振込などで暗号資産の購入ができるようになった。
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