米ワーナーミュージック、ポリゴンラボと提携で「ミュージックアクセラレータープログラム」設立

Warner Music GroupがPolygon Labsと提携

米大手音楽エンターテイメント企業ワーナー・ミュージック・グループ(Warner Music Group)が、ポリゴンラボ(Polygon Labs)と提携し、「ミュージックアクセラレータープログラム」を立ち上げたことを6月28日発表した。

「ミュージックアクセラレータープログラム」では、ポリゴンネットワーク上で展開される音楽関連プロジェクトや、dApps(分散型アプリケーション)の立ち上げ支援が目的とされているとのこと。

なおこのプログラムは応募制となっており、選出されたプロジェクトには、ワーナー・ミュージック・グループとポリゴンラボから支援金が提供されるという。

また選出されたプロジェクトは支援金に加え、メンターシップや戦略的アドバイス、ネットワーキング、マーケティング、プロモーションなどといったサポートも受けられるとのことだ。

なお資金提供を受けたプロジェクトは、四半期ごとにワーナー・ミュージック・グループ及びポリゴンラボと進捗状況の確認をミーティングする必要があり、そこで戦略的アドバイスを受けられるとのこと。

また発表によると「ミュージックアクセラレータープログラム」で理想とされる応募者として、「アーティストとファンのコミュニティ育成」や「分散型音楽制作・配信システムの確立」、「チケット販売ソリューションの革新」、「音楽関連グッズやデジタル及びフィジカルのコレクタブルの探求」、「インタラクティブ・テクノロジーやゲームと音楽の融合」などといった分野に焦点を当てた「音楽、テクノロジー、web3を横断して活動する企業や起業家」と説明されている。

昨年12月にワーナー・ミュージック・グループは、ポリゴン及びNFT音楽プラットフォーム開発の「LGND.io」と複数年のパートナーシップを3社で締結したことを発表しており、その際に、音楽及びコレクタブルプラットフォーム「LGND Music」を今年1月にローンチするとしていた。

「LGND Music」は、あらゆるブロックチェーンからのデジタルコレクティブルをサポートし、消費者が「ヴァーチャル・ヴァイナル(Virtual Vinyls)」と呼ばれるデジタルコレクティブルを外出先で再生できるようにする、音楽とコレクティブルのプラットフォームとなっている。

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参考:ワーナー・ミュージック・グループ
images:iStocks/SB・Rawpixel

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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