クーコインが本人確認を義務化へ、KYC未完了で一部サービス利用不可

クーコインが本人確認を義務化

海外暗号資産(仮想通貨)取引所KuCoin(クーコイン)が、全ユーザーへのKYC(本人確認手続き)義務化を6月28日発表した。

同取引所のこの対応は、「規制要件への準拠のため」とアナウンスされている。

KYC導入は7月15日から実施される予定。同日以降、新規の口座開設にはKYCが必須になるという。

また既存ユーザーについては、同日までにKYCを完了しなければ、一部サービスが利用できなくなるとのことだ。

KYC未完了のユーザーは具体的に、現物取引の売り注文、先物取引のデレバレッジ(ポジション解消)、信用取引のデレバレッジ(ポジション解消)、KuCoin Earnの償還、ETFの償還、出金のみが利用できるとアナウンスされている。その為、入金や現物購入、新規ポジション取得などはできなくなるようだ。

なお今年5月、海外暗号資産取引所バイビット(Bybit)がKYCを導入している。同取引所が提供する全てのプロダクトについて、Lv.1以上のKYCが必須となっている。なおKYCを完了していない既存ユーザーは、オープンポジションの決済や保留中の注文のキャンセル、ローンの返却、出金のみが許可されている。

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参考:KuCoin
デザイン:一本寿和

images:iStocks/gesrey

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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